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 阪急阪神統合 1年の精算
戦後初の私鉄統合となった阪急阪神ホールディングスの発足から十月で一年。人口減社会に直面する鉄道業界に一石を投じた経営決断だったが、この一年で統合はどこまで進み、どれだけのメリットを利用者に及ぼしたかを検証する。
 ひょうごの地域ブランド
特産品と産地の地域名を組み合わせた商標で、事業協同組合などの出願を受け、特許庁が認定する。地域経済の活性化を図るため、2006年4月の改正商標法で新設。同じ名称を他者が使った場合、使用差し止めや損害賠償請求ができる。正式名称は「地域団体商標」。
 あすを問う −07参院選の争点
 戦後最長とされる景気拡大の中で迎えた参院選。企業業績は好調を維持し、雇用や個人消費も堅調だ。一方で、年金不安やパートなどの非正規雇用の拡大、地域間格差の広がりなど「実感がない」との声も上がる。経済政策の争点を識者や実践者らに聞いた。
 私の駆け出し時代 −失敗に学ぶ
 だれもがかつてはフレッシュマンだった。企業トップに新人時代を過ごす心構えを聞く。
 新・成長地帯 −よみがえる地域経済 《インタビュー編》
 ここへきて再生の機運が見え始めた日本の工業地帯。重厚長大産業の復活とともに、松下電器産業が尼崎市臨海部に世界最大規模のプラズマパネル工場の建設を決めるなど、産業構造の転換につながる動きも急だ。連載「新・成長地帯」の第二部はインタビュー編として研究者や経営者、首長らに地域再生の道筋や課題、将来像を聞く。
 新・成長地帯 −よみがえる地域経済
 衰退著しかった日本の工業地帯が、息を吹き返している。太平洋ベルト地帯の中でも、阪神、播磨の伸びが際立つ。松下電器産業が尼崎市に設けたプラズマ・ディスプレー・パネル(PDP)工場をはじめとして、新たな企業が次々と進出。一方で、既存の重厚長大型産業も、新たなニーズに対応する形で生産構造を革新させ、フル生産を続ける。高度成長期に環境を破壊し、公害という負の遺産を生んだ工業地帯は今、どのように変わろうとしているのか。現場を歩きながら、新しい地域経済のかたちを探る。
 兵庫経済2006
 来る年への期待を込めつつ、二〇〇六年の兵庫経済を振り返った。
 「改革」の足元で −兵庫から 〜検証・規制緩和
 一九九〇年代半ば以降、経済再生を目指して、さまざまな分野で規制緩和が進んだ。とくに小泉政権下で市場主義的な「改革」が加速。景気は回復を続ける一方、格差拡大などマイナス面も指摘される。わたしたちの足元でどんな変化が起きているのだろうか。。
 ハイテクおもちゃ箱 ようこそカワサキワールドへ
 川重の博物館カワサキワールドが神戸・メリケンパークの神戸海洋博物館にオープン。展示物に隠されたエピソードを紹介する。
 探訪 わが街博物館 ひと・もの・くらし
 多彩なものづくり産業が展開される兵庫には、数々の“わが街博物館”がそろう。地域を支える「ひと」「もの」「くらし」に触れようと、各地を巡った。
 食と農林水産
 
 11億の胎動 ―急成長するインド
 国土も人口も日本の九倍あるインド。成長の実像を確かめようと、神戸からの経済交流団に一週間、同行した。そこで感じたのは、混沌(こんとん)を抱えながらも猛スピードで変わりつつある「大国」の胎動だった。
 カイシャ異変
 世界に冠たる発展を遂げてきた日本の会社。バブル崩壊後の長期不況を克服し、繁栄を謳歌(おうか)しているはずなのに、相次いで異変が起こっている。巨額の資金が飛び交う買収合戦、追われるように統合を急ぐ大企業…。これまでの企業社会で考えにくかった出来事の数々は、会社が新たな時代の中での生き残りを懸命に試行錯誤している現れでもある。異変の背景にある法改正や規制緩和を追いながら、会社が踏み出そうとする次の一歩を探る。
 世紀を越えて 百年企業の軌跡
 いまから百年前、兵庫を代表する企業、事業所が神戸で生まれた。神戸製鋼所と三菱重工業神戸造船所(神船)、ドンク。独自の経営で発展し、年月を刻んできた三社の軌跡をたどる。
 流通革命を夢見て 中内功氏と神戸
 価格決定権をメーカーから奪い、低価格で消費者に提供する「流通革命」を掲げた中内氏。生涯をかけたダイエー発祥の地とされる神戸とのかかわりを振り返る。
 どうなる「改革」 争点を問う 05衆院選
 小泉政権は「構造改革」を掲げ、規制緩和や不良債権処理、道路公団民営化などを進めてきた。景気は回復傾向にあるとはいえ、企業間や地域間の格差は広がり、非正社員の増加など雇用の二極化も進む。今回の総選挙では、「改革」の中身が問われる。主な争点を識者に聞いた。
 踊り場の選択 2005衆院選
 
 地域経済 新風吹くか 神商議 委員長に聞く
 景気に明るさが見えてきたといわれるが、まだまだ楽観できない神戸経済。変化の激しい時代に、企業が、街が、元気になるには何が必要だろう。中小を中心に一万一千五百事業者が加盟する神戸商工会議所は、昨年十一月の会頭交代による新体制で八つの委員会組織を設け、活性化を模索している。各委員長に飛躍への課題を聞いた。
 ひょうごの会頭に聞く
 地場産業の衰退や大手企業の東京集中などで、地域経済の苦境が続く。兵庫県内の各地で活性化の取り組みが展開されているが、現状はどうか。地域企業のまとめ役である県内の十八商工会議所の会頭に、各地域の課題や展望を聞いた。 (順不同)
 脅かされた安全 JR脱線事故が告げるもの
 尼崎JR脱線事故は、「最も安全」とされた鉄道の信頼性を根底から揺るがせた。旧国鉄の分割・民営化から十八年。JR西日本は公共性と経済性のはざまで、組織として方向性を見失ってしまったように見える。なぜ、惨事は起きたのか。企業や社会は何を教訓にすべきか。企業統治や危機管理などに詳しい識者に意見を聞いた。
 
 海外ミナト事情 神戸港ポートエージェント報告
 神戸港への貨物や船舶の誘致を目指し、神戸市が海外の八都市・地域に配置している「神戸港ポートエージェント」。現地の港湾関連企業トップらに委託され、情報収集や神戸港のセールスに携わっている。最前線で活動する八人に、各地の現状を伝えてもらう。
 
 ワークブック 仕事のいま
 IT(情報技術)化やサービス化、グローバル化など経済構造の変化に伴い、仕事が変わってきた。終身雇用、年功序列といった日本型雇用システムの崩壊や個人の価値観も多様化し、働き方や就業意識も様変わりしている。経済社会の変化の波にさらされる仕事のいまを紹介する。
 
 検証 経済復興の10年

 未来は咲く 地域経済の可能性 第2部 探訪編
 成長一辺倒の市場主義ではなく、共生を軸にした新しい経済社会を模索する動きが各地で生まれている。私たちの足元に埋もれた地域資源に光をあてる試みだ。第一部のインタビュー編に続く第二部は、記者が現地を歩き、未来への胎動をとらえる。
 
 再興へ 震災10年の神戸港
 阪神・淡路大震災で壊滅的な打撃を受けた神戸港。さまざまな復興施策が導入されながら、十年を経た今も貨物量は震災前の六―七割にとどまり、アジア各国との格差も広がっている。だが最近になって蓄積したノウハウや強みを生かし、地元の官民が新たな特色を打ち出そうとする動きも目立ち始めた。自分たちの手で、再び神戸港に活気を―。再興に挑む動きを追った。
 
 未来は咲く 地域経済の可能性 第1部 インタビュー編
 インタビュー編の初回は、京大経済研究所長の佐和隆光さん。弱肉強食の市場主義一辺倒の経済に警鐘を鳴らしてきた。「市場改革と同時に、だれもが排除されず安心して暮らせる社会を目指す『第三の道』改革を進めるべき」。阪神・淡路大震災の産業復興計画づくりに携わった経験を踏まえ、被災地でこそ新しい地域経済を―と説く。
 
 激動の断面  震災10年を振り返る
 阪神・淡路大震災からの十年は、日本経済の行き詰まりと時代に合わなくなった戦後システムの矛盾が噴出した十年でもあった。金融危機や相次いだ企業の不祥事、規制緩和―。失敗と克服、模索の軌跡を振り返る。
 
 なぜか売れてます -04夏 モノ語り
 個人消費の回復が目立ってきた。景気回復のけん引役のデジタル家電に加え、猛暑の影響でエアコン、ビールなども好調だが、それだけではない。周りを見渡せば、案外、売れているモノやサービスがある。そんな“モノ語り”を…。
 
 KOBE未来工房 ロボットづくりの現場から
 災害現場やビジネスの第一線でロボットが活躍するのは、もう夢物語ではない。神戸市の神戸サンボーホールで開かれる「ロボット×レスキュー2004」は、市民を前に約六十台が自慢の技を披露する。地元から参加するユニークな顔ぶれと、未来を形にする現場を紹介する。
 
 「回復」は本物か 私の視点
 「景気は着実に回復している」(日銀)という。企業業績も回復傾向だ。しかし、震災後遺症とデフレ不況に沈んだ兵庫県の地域経済は、今なお予断を許さない。小泉政権が発足して三年余。参院選を機に経済政策の課題を識者に聞く。
 
 同時代を駆ける
 不透明感がぬぐえない日本経済にあって、未来への可能性を語る経営者がいる。問題点をえぐり、再生の処方せんを打ち出す研究者がいる。最前線を走る論客に焦点をあて、明日への指針を探りたい。
 
 「強み」を磨け 光る企業
 企業を取り巻く環境の変化が激しさを増している。地球規模化した経済、猛スピードで進む技術革新、少子高齢化や労働人口の減少も社会構造や価値観を変え、規制改革が新たな風を巻き起こす。前例のない変化の時代を、兵庫の企業はどう進もうとしているのか。状況をにらみ、キラリと光る自らの「強み」に磨きをかけつつ、奮闘する企業たちを紹介する。
 
 華やかに 軽やかに ファッション新世代
 消費者の好みを追いかけ、常に変化を続けるファッション業界。激しい競争の中を吹きぬける風を受け、そこから飛び立とうとする若者たちがいる。独自の感性と経営手法で、幅広い支持を集める、新世代ファッションの主役たちに迫った。
 目覚めよ 地力
 大地が作物を育てる能力を「地力(ちりょく)」という。それは、地域の持つ本来の力、資源とも言い換えられる。ヒト、モノ、技術を経済再生にどう生かすのかを探るシリーズ「目覚めよ 地力」。第一部は、企業やNIROの取り組みを追いながら、兵庫の経営資源とその可能性を見つめ直す。
 「経済再生」 私の論点
 経済政策を大きな争点に総選挙が二十八日公示される。回復の兆しが出てきたとはいえ、兵庫・神戸の地域経済は依然厳しく、「景況感の“体感温度”は冷え込んだまま」という声は強い。真の「再生」には何が必要なのか。選挙戦の論点について、各分野で活躍する人に聞いた。
 
 ダイエーは変われるか 県内店舗を見る
 〇二年春に始まったダイエーの新三カ年計画は、今中間決算で折り返し点を迎えた。グループ拡大を象徴するホテル事業の処理などで負債削減に一応のめどはついたが、売上高の減少は続く。いまや日本経済を左右する存在となったダイエーは、もう一度生まれ変われるのか。県内の店舗から、可能性を探る。
 
 シリーズ「地域金融のあした」
 大人よ、遊ぼう いまどきの癒やし
 元気のない日本経済。大人たちもどことなく疲れ気味に見える。そんなときだからこそ、ちょっと遊んでみませんか。そこの、あなた。
 2003年ケーキ動向 兵庫の洋菓子業界は今
 中小店の個性化や異業種参入、有力ブランドの再構築。洋菓子の世界に新たな動きが起きている。兵庫の代表的地場産業の今を追う。
 
 動き出す 「構造改革特区」
 地域限定で規制を緩和・撤廃する政府の構造改革特区が始動した。今回、認定を受けた特区は全国で百十七件。兵庫は二十三自治体が申請した計十一の特区がすべて認定された。今後、企業誘致や研究開発の促進、農業振興、既存産業の高度化などの実験がスタートする。十一特区の横顔を四回にわたって紹介する。
 
 ザ・ストーリー 生き方探して
 この国で働く人、六千万人強。経済が変革の時を迎える中、働き方、生き方も六千万通りの変化が待ち受ける。自分らしく、しなやかに。新たな道を探る人たちに語ってもらう。
 
 発想改革 ものづくり最新事情
 長期低迷にあえぐ日本経済。生産拠点の海外移転や海外製品の流入で、製造業の空洞化も指摘されている。が、世界を席巻した「メイド・イン・ジャパン」の底力は、決して輝きを失ってはいない。日本のあらゆる構造が変わる中で、メーカーの発想そのものが、今、変わり始めている。製造業の今後を探りつつ、静かに自己変革を遂げ始めた県内企業を取材した。 (記事・写真 足立 聡)
 
 「強み」を磨け 光る企業
 企業を取り巻く環境の変化が激しさを増している。地球規模化した経済、猛スピードで進む技術革新、少子高齢化や労働人口の減少も社会構造や価値観を変え、規制改革が新たな風を巻き起こす。前例のない変化の時代を、兵庫の企業はどう進もうとしているのか。状況をにらみ、キラリと光る自らの「強み」に磨きをかけつつ、奮闘する企業たちを紹介する。
 
 人活 リストラ全盛の時代に
 企業の構造改革を意味する「リストラ」が、人減らしの代名詞となって久しい。長引く不況で人は単なるコストとみなされ、いくら削ったかが株価をも動かす。だが資源に乏しい日本を経済大国に押し上げたのは、現場を支える優れた人材だったはず。次の成長へ、使い捨てにせず人の活力を引き出す「人活」の在り方をさぐる。
 
 同時代を駆ける
 不透明感がぬぐえない日本経済にあって、未来への可能性を語る経営者がいる。問題点をえぐり、再生の処方せんを打ち出す研究者がいる。最前線を走る論客に焦点をあて、明日への指針を探りたい。
 
 産学融合 独立法人へ神大工学部の挑戦
 国立大学が二〇〇四年四月をめどに独立法人化する。経営にかかわる規制を大幅に緩和し、自主運営を促すもので技術系の学部では「産学連携」の推進が重要テーマとなる。法人化は大学の現場にどんな変革をもたらそうとしているのか。神戸大学工学部の動きを追った。
 
 アングル2004
 ・「商学連携」成果徐々に  (04/10/21)
 ・BSE対策の全頭検査緩和に消費者ら反発  (04/09/26)
 ・阪神工業地帯に再び光 「物流拠点に」企業続々  (04/09/19)
 ・関空きょう10年 3空港共存 道険し  (04/09/04)
 ・FC活況 全国に22万点  (04/08/07)
 ・企業に広がる「CSR」  (04/07/27)
 ・リストラ徹底 純益倍増 県内上場企業80社3月期決算  (04/06/01)
 ・兵庫の景気 「回復」のすそ野広がる  (04/04/20)
 ・神戸観光の顔「ミナト」活性化へ異業種連携  (04/02/04)
 ・商機 進出時にあり 医療産業の集積進むポーアイ2期  (03/12/12)
 ・純益倍増 回復鮮明に 県内72社9月中間決算  (03/11/28)
 ・"簡易版ISO"中小企業に浸透期待  (03/09/04)
 ・中小企業挑戦支援法 施行から半年  (03/08/29)
 ・神戸港復権へ 官民セールス  (03/07/25)
 ・大幅な増益もリストラ頼み 県内上場企業71社の3月期決算  (03/06/04)
 ・活気づく神戸の靴市場  (03/04/11)
 ・「産業遺産」をまちづくりへ 尼崎  (03/03/25)
 ・低迷続く神戸のビル需要 カギは集客力  (03/03/05)
 ・海外鉄道ビジネス快走  (03/02/19)
 ・不況で変わる企業メセナ  (02/12/25)
 ・心の病 サラリーマンに増加  (02/12/04)
 ・神戸ハーバーランド開業10年  (02/11/01)
 ・苦悩する第3セクター (02/10/18)
 メガ・スチール誕生 再編の波紋
 ジャパンの「J」。鉄の元素記号の「Fe」。「エンジニアリング」の「E」―。それぞれの頭文字を取り、鉄とエンジニアリングを中核とした「ジャパン・フューチャー・エンタープライズ」(未来志向企業)の意味を社名に込めた巨大企業が二十七日に誕生する。
 
 探検!企業博物館 ひと もの しごと
 企業博物館には、会社躍進の歴史やヒット商品の誕生秘話、ものづくりの仕組みなどが、分かりやすく紹介されています。夏休みの一日、企業を支える「ひと」「もの」「しごと」に触れてみませんか。関西の企業博物館を訪ねました。
 環境志向 おむつビジネスの現場から
 乳幼児だけでなく、高齢社会を背景に、介護用品としても注目されるおむつ。手間がかかる布製を、環境保護の観点からあえて選ぶ動きが出ている。日欧で、おむつビジネスの現場を訪ねた。
 
 生命に迫る 動き出す兵庫の先端医療
 兵庫県内で次々に動き始めたライフ・サイエンス(生命科学)の新しい研究機関。画期的な治療法の確立が期待される一方、倫理面の検証など課題も指摘される。最前線の人々を追う。
 
 酒殻変動 兵庫県の醸造界は今
 国内最大の酒産地に創始以来の地殻変動が起きている。長期の需要低迷や激しい販売競争に直面し、苦境に立つ蔵元。半面、高まる危機感は多角経営や中小の結束など新芽もはぐくみつつある。硬い殻を破り始めた兵庫の産地とその周辺を訪ねた。
 
 底は打ったか 兵庫の景気を歩く  
 ばらつきが現れ始めた兵庫の景気。それは底を打った証しなのか。各地を歩いた。
 閉鎖 ダイエーと地域
 地域と密接にかかわりながら勢力拡大を進めたダイエー。県内店舗の閉鎖も盛り込んだ「新三カ年計画」で、再建に向け経営の舵(かじ)を大きく切った。その影響が、どう現れていくのか。県内各地で探る。 
 萌芽 被災地製造業の7年
 ケミカルシューズや機械金属など、兵庫経済の中核を支える無数の製造業に悪夢をもたらした一九九五年の阪神・淡路大震災。耐え抜いた企業にも空前の不況と、アジア各国との激烈な競争が待っていた。しかし七年間の苦闘の結果、独自の製品開発や互いの連携で新たな地平を切りひらこうとする萌芽(ほうが)も見えている。復興へ歩み始めた被災地の中小製造業を追った。(復興取材班)
 
 にぎわい再生 街づくりへの挑戦
 地域商業を担ってきた中心市街地。郊外への大型店進出や人口流出などを背景に、低迷が叫ばれて久しいが、近年、再生に向けた動きが県内で活発化している。なかでも目立つのが、商業者や住民らが立ち上がり、懸命に活性化の手だてを模索する姿だ。兵庫の商業地で、市街地の再生とまちづくりに挑む人々を追った。
 
 熱き風 ひょうご経済小説の舞台
 人が集い、知恵を形に変え、価値を生み出す。経済の本質はいつの世も変わらない。そんな確信を培ってきた日本経済は今、かつてなく厳しい局面にある。戸惑いや不安が先立ち、未来図が描けない。私たちはどこにいて、どこへ行こうとしているのか。時代を熱く駆け抜けた小説の主人公たちに焦点をあてて、これからの針路を探りたい。舞台は、いずれも兵庫。初回は経済小説の草分け、作家城山三郎さんの語りから。
 
 緊急連載・狂牛病 「安全」の行方
 九月に千葉で初の感染牛が見つかって以来、国は危険部位を使った加工食品の回収要請や、原因とされる肉骨粉の流通停止などを実施。十八日の精密検査で安全宣言を出す方針だったが、十二日の東京での感染騒ぎは、消費者や業界にあらためて不安を広げた。畜産県・兵庫で「安全」の行方を追った。
(1)100%の壁 …流通経路 複雑に交錯   [2001/10/13]
(2)思わぬリスク …食品業界にも混乱波及  [2001/10/14]
(3)肉骨粉 …つかめぬ国内感染ルート [2001/10/16]
(4)クロかシロか …混乱招いた擬陽性公表 [2001/10/17]
(5)小野寺・東大教授に聞く [2001/10/18]
 
 マイカル・ショック
(上)「続けるのか、退くのか」 [2001/09/18]
(中)「商圏の特性、学べず」 [2001/09/19]
(下)「運命共同体」なのに [2001/09/20]
 
 神戸系って? ファッション界は今
 ファッションの世界に突然、旋風のように巻き起こった“神戸系現象”とは何だったのか。2003年には、神戸市が「ファッション都市」を宣言してから30年の節目を迎える。多様化し、複雑化するファッションの世界を、渦中の人たちに聞いた。
(1)旋風…不況知らず“お嬢様ブランド” [2001/08/30]
(2)火付け役…「突然、周りが変わった」 [2001/08/31]
(3)同質化…「流行追いドッと動いた」 [2001/09/02]
(4)価値…「価格だけでは売れない」 [2001/09/04]
(5)人対人…「内面はコピーできない」 [2001/09/06]
(6)保守…「奇抜はオシャレじゃない」 [2001/09/07]
 
 沈む兵庫の雇用 5%の痛み
 働く場所が、狭められている。完全失業率が28日、過去最悪の5%となったが、とりわけ、震災後遺症の続く兵庫・神戸では雇用の状況は厳しい。その最前線を報告する。
(上)骨太への不安…苦しむのは生身の人間 [2001/08/29]
(中)増えぬ受け皿…生き残りかけ削減先行 [2001/08/30]
(下)分け合う仕事…先駆け実現へ模索続く [2001/08/31]
 
 音極める 兵庫の最前線
 環境がキーワードとなり、「音」に企業の関心が集まっている。音とは何か。その本質を極め、最新の技術を武器に新分野を開拓する企業が兵庫県には多く存在する。広がる音の世界。最前線を訪ねた。
(1)超音波探知機/水深3000メートル影とらえた [2001/08/16]
(2)卵型スピーカー/「原音再生」の常識覆す [2001/08/17]
(3)骨太サウンド/燃焼と駆動の熱い旋律 [2001/08/18]
(4)消音システム/逆波形ぶつけ騒音消す [2001/08/21]
(5)制振アルミ材/軽量化と静粛性を両立 [2001/08/22]
(6)超音波洗浄装置/衝撃波起こし汚れ粉砕 [2001/08/23]
(7)“音のルミナリエ”/心理作用考え表現駆使 [2001/08/24]
 
 転機の巨大生協 コープこうべ80年
 今春、創立八十周年を迎えたコープこうべ。ダイエーなどとの競争で質量とも強化された流通分野が組織拡大の原動力だったが、経済構造の変化で他の流通企業と同様、転機に立たされている。自ら掲げるテーマは原点回帰。組合員が互いに助け合い生活改善を図る協同組合の趣旨に立ち返り、環境や福祉など社会的需要にもこたえる狙いだ。百四十万人と世界一の組合員を擁する、巨大生協の現状を追う。
(1)距離・・・拡大路線で遠のいた原点 [2001/06/12]
(2)店舗展開・・・規模から質へ転換急務 [2001/06/13]
(3)エンジン・・・進化迫られる協同購入 [2001/06/14]
(4)蓄積・・・地域福祉の一翼に期待 [2001/06/15]
(5)三位一体・・・食の安全へ産地と連携 [2001/06/16]
(6)組合長に聞く・・・「共助」実現が存在意義 [2001/06/17]
 
 失業・流動化する人材
 人々が職を変え、企業や産業間を移り渡っていくとはどういうことなのか。神戸市中央区の港湾職業能力開発短期大学校では、国の「緊急再就職等訓練」が行われている。再就職のカギを求めて情報技術(IT)を学ぶ人々の声に耳を傾けた。
 
 メガバンク誕生・変わる地域金融
 三井住友銀行が発足した。金融再編のうねりの中で、メガバンクの誕生は兵庫の地域金融をどう塗り替えるのか。足元で進む変化の波を追った。
(1)地殻変動
(2)金庫番
(3)揺らぐ「王国」
 
 新潮流
 二十一世紀が幕を開けた。企業が、産業が、経済が、新しい世紀にふさわしい価値観や仕組みを模索し始めている。農業社会から工業化社会、そして脱工業化社会へ。とりわけ兵庫経済は、対応の遅れから今も不振にあえいでいる。だが、これからの地域経済を形作るであろう新奇性を帯びた「兆し」は、各地で胎動を始めている。地域経済の新潮流を追った。
(1)異業種融合/中小自立促す横の連帯/「強み」分かち「弱み」補完
(2)神戸の力/市場細分化で再び脚光/地元勢も“優位性”を自問
(3)会社の会社/直接金融に託した未来/中小コミュニティー確立へ
(4)知のサイクル/大学の成果 中小に移転/知識が価値生む社会へ
(5)情報金融/中小支援へ ビジネス創造/県民の預金 県内で生かす
(6)ユーザー本位/港間の競争 内外で激化/円高で貿易環境が一変
(7)世界標準/復権かける神戸の真珠/”求心力”の源を求めて
(8)PFI/公共施設整備に民間の力/市民参加の可能性秘めて
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