カメラ映像機器工業会(CIPA)がまとめた04年のデジタルカメラの国内出荷額は、前年比で0.7%減の2431億9000万円だった。販売競争の激化で価格が急落し、99年の統計開始以来初めて前年割れとなった。デジカメは薄型テレビ、DVDレコーダーとともに「新三種の神器」と言われ、デジタル景気を支えてきたが、普及が一巡して勢いが鈍っている。
出荷台数は同1.3%増の854万7000台。03年の28.8%に比べて大幅に伸びが鈍っている。
CIPAは、05年出荷台数の予測も公表した。デジカメの世界総出荷台数は同20.8%増の約7220万台と見込む。そのうち国内向けは1.8%増の約870万台にとどまる見通し。海外向けは欧州などを中心に旺盛な需要が期待され、24%増の6350万台に達するとしている。
(01/28 20:43)
|