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ルームメートのような夫30歳代の専門職女性。英語圏で暮らしています。夫はこちらの国の人。結婚して2年です。 夫はまじめに仕事をしていますが、体力がなく、休日に20時間も寝ているときがあります。疲れているのだからと私は自分に言い聞かせ、友人と過ごすことが多いのですが、寂しいです。 夫は元気なときには友人と外出してしまいます。「結婚している」という意識がないのかもしれません。 夫は子どもをつくりにくい体だと医者に言われています。これは二人の問題なのに不妊治療のお金は私に払うように言うのです。 ルームメートのような生活では面白みがありません。子どものいる友人夫婦をみるとうらやましくなります。夫と話し合おうとすると、「酒もギャンブルもせず毎日帰宅するのに、これ以上何が必要なのか」と取り合ってくれません。このままだと無駄な時間を過ごしているように思えます。(海外在住・S子)
あなたは、結婚で得られると思っていたことが得られず、失望しているのですね。夫の方は、病弱な自分へのいたわりとか、経済的な安定とか、あなたとの結婚で得られたものに納得しているのかもしれません。 お互いが、結婚に何を期待していたかが分からないと状況を変える方向も見えてきませんね。 むろん結婚を解消する道もありますが、「一緒にいるのが時間の無駄のような気がする」との理由では、まだ飛べない気がします。 結婚して2年。ここは、ひとまず、夫が自分をしあわせにしてくれるはず、という思いを捨ててみてはどうでしょう。そして、仕事や友人関係、やりたいことなど、あなたの固有の人生を充実させる方向に気持ちを向けてみましょうよ。 夫は夫、私は私、と思って暮らしているうちに、お互いがかけがえがないと思える出来事があったり、じわじわとお互いの存在が溶け合ってきたり。そんな時期が来るかもしれません。 私をしあわせにするのは、私しかいないと思い切ると、あなたの見ている結婚の風景もぐんと変わってくるかと思います。 (久田 恵・作家)
(2008年2月28日 読売新聞)
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