むしむしQ

昆虫という括りではなく、一般的印象的観点から。
単に偏るのを避けるためにこうしただけですが。
虫を食べられるようになって人類は森へ進出できたといいますから重要ですね。
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ミミズ

 有名な食材ですね。
アミノ酸やコラーゲンを多く含み、高蛋白。
その割には日本では浸透してない食材のひとつ。
しかし何気に、まともにミミズ料理ってのは食べたことないですねぇ。
今の季節だと、堆肥や腐葉土いじればいくらでも出てくるので、せっかくだから食ってみましょうか。
どば〜
とりあえず、ドバミミズとかダイコクミミズとか呼んでウナギ釣りなんかに使われるやつを掘ってきました。
アオイソメもそうですが、釣れない釣り人は余った餌の命にも責任持ちましょうネ!
・・・・・・・。
改めて、キッチンに似合わない奴らだなぁ。
 
 いきなり問題なのだが、私はミミズの糞出し工程を知らない。
こいつらの食ってるのは土同然だから、さすがにそれは料理で誤魔化せないだろ。
店で出してるところではどうやって処理してるのだろうか?
シマミミズなんかだと比較的丈夫なので、湿った状態で絶食させておいても全部糞出しそうだが、
こいつらは大きいくせに酸欠や熱をはじめとする環境変化に激弱。
仕方ないから1匹ずつ開いて糞を洗い流すか。
 
 暴れるので、ヌメリ取りと臭味取りも兼ねてアルコールで眠らせることにする。
不味くて残ってたウォッカをぶっかけた。
この時、迷酒ミミズ殺し!とでもテロップを入れ、ケンシロウにでもなった気分でいきましょう。
この工程は重要である。
一人で妙なものを作っている時はこのへんでノリを良くしていかないと、
酷いモノが完成した時にいきなりアッパー気分に持っていくのは大変だからだ。
 
 数秒暴れた後、昇天。縮んでない。OK!
包丁で裂きにくいので、ハサミの片先をミミズの口に入れ、優しく切り裂く。
ここで強引にやってしまうと、途中でプチッと切れてしまうので注意。
案の定、体内は泥がギッシリ詰まっていたので、軽く洗い流す。
ぺら〜
ここまでやってしまうと、気味悪さは殆どなくなった。
キッチンにあっても違和感無いネ!
 
 さて。
下ごしらえは済んだが、どうやって食いましょうか?
要は細い肉・・・・青椒肉絲にでもしてみようか。
元々は青椒肉絲も牛肉以外の肉でもなんでもいいのだという話も聞いたことあるし、
ミミズを畑の肉としてるとこもあるらしいから問題ない!
 
 そうと決まれば、開いたミミズをソレっぽい大きさに切って、下味をつけよう。
醤油・酒・味醂少々・生姜汁1滴を合わせたもので合える。
・・・・・・・
なんだか見た目が貝ヒモのようではないか。
・・・・・・・
貝ヒモならこの時点で美味いよなぁ。
・・・・・・・
1本食ってみようか。
・・・・・・・
・・・・・・・・
皮が硬いし、甘味もちょっとある程度で、あんまし美味くねぇな。
臭味は全く無いけど、かといってユムシのように良い香りがある訳でもない。
貧毛綱の印である毛が舌にザラつく。
どこが貝ヒモだ!
騙しやがったな!
 
 フライパンにブチ込まれたミミズ達は、一瞬にして情けないほど細く縮んでしまいました。
これでは肉の代わりには足りねぇよ・・・・
へな〜
 そんな訳で、ちょびっとしか出来ませんでした。
味は、べつに悪かないというか、旨味はいいんですが、やけに噛み応えのある肉というか・・・
肉・・・・肉かぁ?
普通に肉で作ったほうが断然楽で美味・・・ハ! 言ってはいけないことを・・・
しかし労力に見合わなすぎなのはまごうことなき事実。
 やはり絶食シマミミズを大量に用意して、丸ごと調理するほうが無難だったろうか?
それとも逆にシーボルト等のもっと大型なミミズを使うべきだったか?
昔、TVで奇人変人な人が蕎麦みたいにゾルゾルすすってたのも確かシマミミズだったよなぁ。
 
 
 これ見れば、昔あった某ファーストフードのミミズバーガーの噂がデマなのは誰にも瞭然でしょう。
ミミズ使うほうが、あらゆる面で高くつくから有り得ないっての。
更に、ミミズのほうが身体に良さそう。
 

記 2003.06.24


クロイロコウガイビル

 悪名高きコウガイビル(以後KGB)の一種。
しっぽ切れてる13cm(クロイロKGBでは中サイズ)
最初に言っておきましょう。
いままで挙げてきた虫の類は食べてる地域があるものが殆どでしたが、
KGBに関しては食べてる地域どころか、食べたという経験談すら聞いたことがありません。
群れというほど多く出現することも稀だし、成分など全くの謎です。
はっきりいって、食用とする意味がありません。
 
 では、何故に今回KGBを口にしようと思ったのか。
理由1)私は幼少の頃からKGBが嫌いである
  イチョウの葉のような頭、不自然に長い体、容易に切れる体、切れても増えるだけ。
  おまけに体の真ん中より後部寄り裏側に口があり、ナメクジやミミズを食っている。
  回虫がきしめんに、オオミスジコウガイビルが中華卵麺に例えられるならば、クロイロコウガイビルは千切りキクラゲです。
  見つける度に真夏の焼けたマンホールで焼いていたほどに嫌いだった生物。
理由2)人体に摂取しても無害なのか
  実際には大きな個体ばかりではないし、夜や湿ったところで活動する生物。
  万が一、サラダに混入して食ってしまうかもしれません。害は無いのでしょうか?
  陸棲プラナリアと考えると、毒は無いのではないかと思うのだが、誰一人として明確な答えを返してくれる人はいませんでした。
  チャボのエサにしてたとかいう証言もあります。純粋な興味が消化されないのはイライラします。
  ここはもう人体実験しかないでしょう。
理由3)4周年だしね
  私が初心にかえって、食わず嫌いな人の立場になって物を口にするには、もはやこれくらいでないとダメなのだ。
理由4)送られてきたし・・・
  こんなもん送ってくるな!
 
 さて、いつまでも愚痴ってても仕方ありません。
とりあえず、見かけても惨殺することはあれど、家の中に連れ帰ったことはありませんでしたから
とりあえず偏見を除くことから始めようと、2週間ほど飼育してみました。
脱走できそうにない透明プラケースに入れて、食事の際にはいつも目の前に。
・・・・・・・
食欲減退。
これは不健康なダイエットにいいかもしれません。
変なところから白い口が伸びてくるのを見ているとなんとも不思議で不気味です。
 
 ボチボチ慣れてきたので、さっさと厄介払い実験しましょう。
いくらチャボが生で食べてたり、自然下でヒキガエルなんかが食べていそうでも、生は抵抗があります。
ナメクジを好むという食性から見ても、もし広東住血線虫なんかがいたらシャレになりません。
やはり加熱するのが無難でしょう。
しかし焼くと縮みすぎるのはマンホールでも実証済みなので、気はすすまないけど茹でることにしました。
鍋使いたくないので空き缶で。
 
 で、できました。
左が頭、右寄りの白い粒が口
・・・・・どんなに飾ったって不味そうなことは誤魔化せそうにありません。
もっとヌルヌルしたものになるかと思いきや、意外に表面はザラザラした感じです。
内心2cmくらいまで縮んでくれないかと思っていたのに、6cmほどもほどもありやがります。
これだから神様は意地悪です。
神なんて信じませんが。
 
 むにぃ〜〜〜〜〜ぷちっ
ううっ・・・
中身は白いのね・・・
生の時はあんな簡単に切れるくせに、茹でたら変な弾力がある。
本当に食わなきゃダメですか。
なんだか超神水を前にした悟空のような気分だよ。
わかったよ。
食えばいいんだろ食えば。
・・・・・・
もすっ
みぎゅ
くちゃくちょ
・・・・・
・・・・・
・・・・・
なんかミミズ臭い。
表面の歯触りは、例えると堅めで溶けないマシュマロ。
旨味は皆無ではないが、特筆すべきものはない。
というか、味つけずに食べたから、ちょっと感じるという程度だし、ミミズ臭さが引き立って問題外。
はっきり言って食べるに値しません。
しかし味が無いというのは逆に言えば、味つければマシになるのかもしれません。
オオミスジKGBを使って冷やし中華KGBなんてのもいいかもしれません。
私は絶対や・り・ま・せ・ん・が。
だいたい、1匹食べても無害だったとわかっただけで、大量に食べて安全とはまだ言いきれるものでもありませんし。
 
 〜結果〜
速効性で反応の現れるような毒は持ってないことが判明しました。
全くの無毒であるならば、サバイバルなど危機的食糧事情の下に置かれた場合には
貴重な蛋白源として鍋の中に放り込んでしまうのもアリかもしれません。
しかし、普通は他の食べ物が見つかるので、実用性としてはやはり罰ゲーム用だと思います。
でも、訴えられても責任持ちませんので、良い子は真似しないように。
 
・・・・・強敵でした。
おえっぷ。
                                      補足は「ひとりごと」の2003.04.10を参照のこと(結構重要)

記 2003.04.09


チャイロコメノゴミムシダマシ

 いわゆるミールワームってやつですね。
サイズにもよりますが、だいたい200匹前後150円〜200円くらいで売ってます。
幼虫・蛹
 虫入りキャンディーとか、中国の屋台で揚げてる映像なんかでお馴染みの虫も
同じゴミムシダマシの仲間です。
世界中で食用としてポピュラーな虫な訳ですが、日本ではペットの餌と害虫ですね。
 こいつら、ほっておくと次々と蛹・成虫になって卵生んで増えてしまいます。
カエル用に飼ってましたが、これ以上増えても困るんで食べておきましょうか。
とはいえ、ゴミムシダマシの仲間は縮小条虫食道線虫の中間宿主になるらしいので生食は避けたほうが良さげ。
 
 ☆揚げチャイロコメノゴミムシダマシ
あっという間に揚がるので、油に投下数秒で油を切ること。
揚げすぎると殻だけになっちまいます。
蛹・成虫・幼虫
 せっかくなので蛹や成虫も揚げてみました。
・幼虫は香ばしさ抜群ですね。
アジア方面でよく食べられてるのが納得できます。
妙に油っぽい感じがするのでビールなんかに合いますね。
・成虫は幼虫よりも外骨格がしっかりしてるからか、中身がしっかり守られてますね。
外はパリパリ、中身ジューシー。
でも香り・香ばしさは幼虫のほうが上。
・蛹はね・・・初めて食べたんだけど・・・・期待したんだけどなぁ。
ざざむしの唐揚げ風味の天カスって感じの味になってしまった。
 
 ☆茹でミールワーム
 揚げると中身が縮んだり、流れ出したりしてしまうので揚げずに茹でてみた。
ぷりっ
 頭をちぎって胴を押すと中身がぷりゅりゅっと押し出せます。
・・・・・見た目がちょちグロい。
しかし口に入れて予想外の味に驚いた。
ピーナッツ!?
非常にピーナッツに近い風味で、しかも油っぽく、こってりした味。
揚げたものからは想像もつかないほどに濃厚で豊かな食味だ。
しかし、いかんせんサイズが小さいだけに面倒だ。
ペットショップで売ってる別種の二周りほど大きいミールワームが同じ味ならこの食べ方はベストかも。

記 2002.07.07


フナムシ

 意外なことに青イソメなんかよりも食ったことあるという経験談が多いのがフナムシだ。
やはり釣れない空腹時の釣り人には、周囲をうろつく彼らがエビにでも見えるからでしょうか。
私にはそうは見えませんけどネ。
浜辺のスプリンター
 しかしコイツら、あまりに悪評が高すぎて、まともな評価を聞いたことがありません。
それは事実だからです。
そう、全てがまともな評価だったのです。
こいつばかりは認めるしかありません。
何故ならば私も食ったことあるからです。
 
 しかし、ふと思いました。
泥臭い魚介類などを食用にする際には泥抜きという行程が存在します。
しかし昆虫系ではイナゴの糞出しという行程以外に聞いたことがありません。
フナムシも糞出しすればあの悪臭は消滅するのではないか?
 そんな希望も儚く散りました。
あのゲンコツ堂の著書によれば、既に糞出し・クズ野菜で飼育まで試行されていました。
ダメなのか・・・
ならば孵化後、清潔状態で育てたらばどうなのか?
私は抱卵したフナムシを捕獲、飼育を試みました。
・・・・・が、全滅しました。
与える野菜よりも仲間の死骸のほうを喜んで食いやがります。
ダメだこいつら。
だいたい、食い手がなく非常食程度の位置付けにしかならない奴を
そこまでして食おうということ自体が間違っていることに気付くべきでした。
 
 再度試す気力もなく、仕方ないので撮影のため、
気が進まないけれど悪夢を再び経験しておくことにしました。
気休め程度に4日間の糞出しをしましたが。
 
☆茹でフナムシ
悪夢再び?
ダメだ・・・・ミ〓■●_
茹でてる時はカニっぽい香りもするし、身だけの味ならエビっぽいんだが、
何せ身が少なすぎて、殻を剥いたら内臓ごと食うしかない。
生きている時の「捨て犬の首輪+磯の腐敗海藻な香り」独特の異臭に変わる。
ウミセミなんかも似たような造りをしているけれどもこんなニオイはしない。
ワカメについたウミセミを間違って茹でてしまうこともよくあったが、アイツは何も問題を起こさなかった。
これじゃいつまで経ってもフナムシさんの悪名は拭えませんぜ。
・・・何も悪いことなんてしてないんだけどね。
 ただ、今回は4日間餌抜きで糞出ししたからか、初めて現場で焼いて口にした時のような衝撃がない。
初めてアレを口にした時は、フナムシは「船虫」ではなく「腐南無死」ではないかと思ったほどなのに。
ひょっとしたら食ってるものが問題というよりは、未消化物が問題なのかもしれない。
ここまで臭みが抑えられているならば、揚げてしまえばイケるかもしれない。
 
☆揚げフナムシ
御世辞にも食欲をそそらない
 ・・・・・。
揚げすぎなくらい揚げてもまだ関節でフニフニ動くのは何故ですか?
気が進まないが口に入れる。
ポリポリ
意外にたいしたことないな。
オレは越えてはいけない壁をひとつ越えてしまったのか!?
脚を食ってる分には小海老と変わらない。
問題の内蔵も、なんか黒っぽいんだが前2/3はさほど嫌味がない。
肛門近くだけが妙な味。
単に餌抜きで糞出しすることで食える代物になるのならば、磯には誰も獲らない食糧の群れがいることに。
・・・・・・・だからといって、そこまでして食うに値するのかというと
食わなくていいよ。

記 2002.06.23


ジャリメ

 ジャリメと呼ばれ売られてる釣り餌で、イシゴカイのことである。
ぴんこぴんこぴんこぴんこぴんこぴんこぴん
 ・・・・・・・。
二番煎じとか言うな―――――!
青イソメを食べた人なら必ずや興味を示すはずなのだ。
個体の大きさは青イソの半分くらいしかないクセに倍値近いことが多いだけに
釣りでも食い渋り時には差が出るだけあって、きっと旨味とか違うのではないか。
 
 まずはでいかねばなるまい。
実はあんまし気が進まないんだがな。
だって、青イソ同様、輸入元が輸入元だけに「ゴカイ食ってコレラ感染(初)」とか
新聞に載ったら大恥だべさ。
 言い訳は置いといて、食ってみるべ。
「ぷちっ
「くちくちくち・・・
・・・・・・。
不思議なことに青イソメみたいなゴム臭さがないね。
皮の歯ごたえはやはり強いが、大きさが大きさだけに青イソほどには感じない。
青イソと明らかに違う大量パステルグリーン体液も意外に重くない味だ。
べつに苦味も強くはないが、舌全体にまわしてみるとマッタリした中にも横のほうに変な刺激がちょっとだけある。
でもやっぱりウニって感じの味はあまり感じられない。
 
 ゴム臭さがないから茹でてサラダでもいけそうだが、つまみがなかったので素直に揚げた。
パリパリポリポリパリポリポリ
 揚げても青イソより若干甘味が強い気がする。
やっぱ餌系の中ではいまんとこユムシが最強だなぁ。

記 2002.06.09


ユムシ

 タイ等の大物釣餌として使われる環形動物に近いユムシ動物門の生物です。
存在は知ってても、こんなもの食おうなどとは考えもしたことなかったですが、
ある日食用にする地域がある事実を2chで知りました。
新潟やその他一部地域では海岸で拾ってきて刺し身や煮物にして食べるとのことでした。
干潟にいくヒマもないんで、近所の釣具屋に入荷した活きのいいのを買ってきました。
1匹100円。
 
変形変形変形変形
 こんなヤツをホントに生で食うというのか?
知らない方のためにどんなやつなのか説明しよう。
 干潟とかの泥底内に棲んでいて有機物を食べている。大きさは小指弱。
 触った感触はプニプニしています。
 プニ萌えな方にオススメですネ。
 しかし、いじってると硬くなりポークビッツ状になります。まるでガキんちょのチンコです。
 ショタコンな方にオススメですネ。
 つまむと勢いよくチョロ〜〜〜〜〜〜〜〜ッと水を噴出す様もまるでチンコです。
 ショタコンな方に(以下略
あんまし食指が動きませんね。
 
 さて、食わないことには何も言えない。
とりあえず刺身いってみましょうか。
内臓を取り出すために刃を当てるも、ヌルヌルしてきてなかなか切れない。
ティッシュで滑らないようにして刃を当てるとパシュッと切れ目が入り、内臓が噴出した。
グロッΣ(゚д゚)
しかしその匂いは覚えのある美味しい匂いである。
内臓を洗い流すと見事に縮んで悲しいまでにミニマムに。
これが一切れ50円かと思うと泣けるものが
 まだ生きてますね。うに〜っと動く。
さて、醤油つけて口にぽいっとな。
ポリッポリッ
思ったよりすごい歯ごたえ。
そして旨味甘味香り共にミル貝の刺身にかなり近い。
もしユムシがもっと巨大で、外皮を剥いて食べられたら、もっとミル貝に酷似したものになるのではなかろうか。
見た目とは裏腹にコレはかなり旨い部類に入りますよ。
 
 食材としては高すぎるけど、干潟や海岸掘ってて獲れたら持ち帰って煮物もいいかもね。
しかし大晦日に何食ってんだろね・・・

記 2001.12.31


オオスズメバチ

 死人が出るような毒持ってることで有名だね。
マジでデカい。
 近くに山があって、奴らが棲んでれば伝統的なスズメバチ漁でもすれば巣ごとゲットできるっしょ。
餌で誘き寄せて、肉団子を作るのに集中してるハチに白い目印をつけて、後は巣まで追いかけるアレね。
残念ながら自分はオオスズメバチの巣は襲ったこと無いんだけどね。
ついつい目の前のターゲットを捕獲してしまって、そのまま終了してしまうので先に進まないのだ。
なんにせよ、敵は半端じゃなく強いから、やるなら完全防備でやりましょうね。
たまには衣つけてみようと思ったのだが・・・
 実際にこいつらを食べるとなると、自分で狩ってくるか、特殊な店で食うか、有名な地方に行くか。
 ハチの子というと佃煮しか思い浮かばない人も多いかもしれないが、オオスズメバチの幼虫は
4〜5cmはあり、丸々太ってるので串焼きや網焼でも食べられる。
勿論、生でも食べられる。
 成虫はさすがに佃煮では食べたこと無いんだが、多分、向かないと思う。
なにせ、胸にはしっかり筋肉が詰まってるんだが、腹がカラっぽなので腹は殻食ってるだけみたいなもの。
だから成虫は食感を楽しむのと、希少な筋肉の味を賞味する上で唐揚げが最良かと思う。
成虫の味は普通に虫の味。
 
 今更この程度のものネタにするまでもないと思うんだけどさ、
それでもあえて話題にしたのは、クロスズメバチのところで書き落としてたことがあったからだ。
それは以下に示すが、ハチに触れる、または食す上で重要なこと。
 
 多くの人が既知のことと思うが、殆どの場合、ハチの毒で直接死に至る訳ではない。
アナフラキシーショックという、いわゆるアレルギーの過度のもの。
どうも体質によるらしく、死なない人は何度も刺されてるが死なない。俺もナー
ハチ毒の問題なところは、アナフラキシーショックを呈してしまう体質の人の中には
ハチ成虫料理の経口摂取でも同様の症状を起こしてしまう人が存在することだ。
 噛毒や刺毒には飲んでも問題無いものも多いが、ダメなものも存在するってこと。
そういう体質の可能性のある人は、勧められても嫌煙権同様に拒否するが吉でしょう。
ちなみに、幼虫にはまだ毒成分が無いのでショック症状は確認されていないようです。
幼虫は断れませんネ(うふ

記 2001.11.27


ヘビトンボ

 昔からかんの虫の薬として孫太郎虫の名で売られていたというヤツです。
食用にされるのは幼虫で、水質のいい渓流域に行けばそれなりに発見できます。
例によって、いらん時に限ってゴロゴロ獲れるもんなのよね。
しかしどうにも見た目がグロテスクで、言ってみれば
水中ムカデ。
暴れるので串に刺してスキャナ撮り込み
ガムシの幼虫を巨大化させたような外見だと言ってもわかりにくいかなぁ?
肉食で噛みつく力が恐しく強いので、噛まれると大人でも指に穴開いて血が出ます。
どうやら昔は5匹くらいずつ串に頭を刺して売ってて
砂糖醤油とかつけて焼いて子供に薬として与えていたらしい。
しかし効果の程は怪しく、何の証明もされてません。
 
バターで焼いても旨いという情報もあり。
とりあえず
ビジュアル的に美しいという理由だけで串刺しのまま素揚げにしてみた。
きゅぴ―――ん!
はっきり言って味に期待はしてなかった。
だって、頭は甲殻類だとでも思えばなんてことないけど、
本体はブニョブニョウネウネのこの見た目でジタバタ暴れるんだよ???
しかし塩ふって口に入れて驚いた。
なんだか
魚卵の味に揚げたイクラの風味を足したような味。
これって結構旨いのでは!?
先入観はイカンナァと思った。
今度獲ってきたらバター炒めも試してみよう。

記 2001.10.31


アブラゼミ

 ネタとしては結構有名ですが、実際に食べたことある人ってどれくらいいるんだろう?
実際には揚げる炒る以外にはどうにも合う調理法が無いですよ。
皆さんも夏の終わりの思い出に、たまにはアブラゼミなんかどうですか?
唐揚げ(左♀/右♂)& 殻揚げ
セミ唐揚げ
 
オス
 腹部は半分くらい空洞。
 しかし鳴くために必要なのか、胸部の筋肉が異常に発達していて、
 意外にも中身はしっかり詰まっている。
 肉の風味も味も良い。
 
メス
 腹をかじると、
生焼けのスポンジケーキのようなものが詰まっている。
 やはり卵なんだろうか。しかし、風味はイマイチ。
 胸部の筋肉もオスほど発達しておらず、味的にも劣る。
 ハチの成虫を茹でてから浅く乾炒りしたものに近い風味かな。
 
ちなみに、オスもメスも翅はたいしてうまくもなんともない。
まぁ、揚げればパリパリしてるので食えなくはない。食ったし。
揚げる際に暴れるので翅はハサミで切るかむしるかしたほうが無難だろう。
 
セミ揚げ
 ギャグでもなんでもなく、羽化した後のぬけがらを揚げて食してみた。
実際に、揚げたり乾煎りしたりして塩ふって食べる文化はあるそうで。
食感は見た目の色・大きさからしてソラマメの皮みたいなものを想像したんだが
殻が薄いのでソラマメよりも遥かに脆かった。味はエビの殻寄り。
食べる地域では逃げないタンパク源として手頃だったのかもしれない。
でも、ニイニイゼミの殻だけはやめたほうがいいと思うヨ。泥だらけだし。

記 2001.10.31

 
セミ幼虫唐揚げ
 あのファーブルさんも口にして絶賛していたというセミの幼虫。
しかしどうも見かけた時の気分と食欲が空回りして、いままで食べたことがありませんでした。
不味かったという話を殆ど聞かないので、よほど美味いのだろうと期待している食材ではあったのですが。
ここは感情抜きにして、せっかくの季節モノだから食しておくことにしました。
近所ヒグラシだらけで五月蝿いんよ
仕事帰りにヨチヨチ歩いてたアブラゼミの幼虫と、おまけに鈍間なヒグラシ君を捕まえてきました。
運が悪かったと思って観念しなさい。
ポイ
じゅ〜
駆け落ち(ヤラセ)
おぉ!
ものすごく美味そうな香り!
かなり期待が膨らむ。
軽く塩を振り、さぁ、実食だ。
 
 まずは前菜のヒグラシ。
パリパリ・・・ぽりぽり・・・
・・・・・・・
カワゲラ幼虫と同じ味だな。
しかし、腹部だけはなんだかピーナッツの渋皮のような微妙に変な風味で、しかも空っぽ。
ヒグラシの食味がイマイチという話はここからきてるんだろうな。
 
 さて、メインのアブラゼミ幼虫唐揚げだ。
蛋白質ギッシリで、さぞや美味いんだろうな!
もしゃもしゃ
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
騙しやがったな!
長年期待してきて、期待しすぎていたのかもしれない。
または、微妙に揚げ加減がまずかったのか?
皮は薄く、身は詰まっているのだが、期待していたほどの味ではなかった。
 表現するならば、絶食させた巨大背腸の入ったエビというか、カニ風味の全くないソフトシェルクラブ。
虫食文化研究会の方々がセミチリにしたいと言ってた意味がわかったような気がする。
これは多分、濃い味付けのほうが合ってる気がする。
個人的にはただ揚げて食うだけなら、アブラゼミは成虫の♂がいいなぁ。
これがもし商品化されていたら、確かに味相応の値段にはならんだろうなぁと納得。

記 2003.08.20


クツワムシ

ぼ〜くク〜ツワ〜ムシ〜
 ガチャガチャガチャガチャくつわむしぃ〜♪
 あ〜きの夜長を鳴き通すぅ〜♪
 あ〜お〜も〜し〜ろ〜い〜虫の声〜♪
って歌で有名なクツワムシですが、集団で鳴かれると煩いです。非常に。
風情あるかと思って近所に群れるクツワムシを獲ってきてみたはいいですが
部屋の電気消したら一斉に鳴き出して喧しくって眠れやしねぇ!
黙らんと食うぞテメェら!(勝手発言)
翅はクシャクシャになるわ腹は曲がるわ・・・
 そんな訳で揚げてみました。
なんだかテナガエビを揚げてる時と酷似した香り。
クモの時とは大違いだ。
しかし、イナゴと違って何食ってるかわからない。
食草によっては有毒かもしれないからちょっぴり神風アタック風味。
いいのが香りだけだったらドウシヨウ!?
ポリポリ
ポリポリ
クシュ
ポリ
クショクショ
もしゃもしゃもしゃ
見た目はハッキリ言って不味そうだから先入観を取っ払うのに時間少々。
・・・ん。
意外にイケるんじゃん?
腹の中なんて、ジューシーでちょっと甘味がある。
とりあえず静かになったのでよく眠れそうです。

記 2001.09.28


サソリ

 都内でも数店サソリをメニューに出す店がありますね。
だいたい相場は唐揚げ5匹前後で5〜600円からでしょうか。
なんとなく味の想像がたいしたことなかったので、わざわざ食べにいくこともなかったのですが
タダで食べられる機会があったので行ってみました。
ちなみに左のはヘビの唐揚げ
これはキョクトウサソリなのかな?
ちょっと違う気もするが、専門外なのでイマイチわからん。
 
 唐揚げっつーか、素揚げに塩ふってあるだけね。
さぁ、初のその味は・・・・・・・・・・・・
何この香り?
例えるならば
サラダ油の入っていた空の一斗缶に糞出しの中途半端なイナゴの塩煎りと
生の小豆を一緒に詰め込んで缶ごと丸かじりした時の匂いと味。
わかりにくい人は「糞出し中途半端なイナゴ」を「ハチの成虫」に変えるとわかりやすいかも。
 尻尾(実は尻尾ではないんだが)には筋肉が詰まってるが小さすぎるのと、元々味が薄いので
それ自体の旨味というのはさほど感じない。
本体の中身は黒っぽく、ちょっぴりジューシーなのだが、先述の香りが溢れる
例えるならプロ野球の乱闘シーン
香ばしく揚げてあるので、つまみにはなるのだが、香りの特殊さに
たくさん食べてるとだんだん胸焼けが。
ついでに呑んでた三蛇酒イグアナ酒が進みましたね。
 ちなみに、この日ここではサソリ唐揚げ・ヘビ唐揚げ・カエル唐揚げ・ワニとカンガルーのステーキ・
三蛇酒・イグアナ酒・トカゲ酒・サソリ酒・芋虫酒を網羅。酒は1ショット200円と安かったし。

記 2001.09.23


青イソメ
 ある日私はBBSに以下の事象のみを記しました。
―変なモノを食す会開催。覚悟のある者のみ参加可―
ただ一人、H氏のみが名乗りを上げ、当日我が家で彼の前に見せたのは青イソメ900円分でした。

ボクたちでちゅ〜
 今回の企画も某書籍を読んだことからはじまりました。
著者が絶賛していたからである。
その著者の名は北寺尾ゲンコツ堂。名前からしてうさんくさい。
元気にうごめく青イソちゃんたちを目にして爆笑するH氏。
 
 やっぱり素材が新鮮なのだからまずはで味わわねば! 

手で食え!手で!
 とりあえず1匹を3等分くらいにザクザク切り、H氏に一切れ渡す。
なんのためらいもなく口に入れるH氏。
こ、こいつ動じねぇΣ(゚д゚)
あまりに平然と食うのでちょっとがっかり。
しかし音が・・・・・音が!!!!!
ぽりっぽりっぽりっ
これは貴重な経験だ!
自分だけで食べてると外部にどれだけ音が聞こえるかは客観的にはわからないからだ。
負けじと私もぴんこぴんこ動く彼らの断片を口に入れる。
ぽりっ、ぽりっぽぽりっ・・・・
なんぢゃこの歯ごたえは!
見た目からは想像もつかない心地よい歯ごたえ!
 しかし心地よいのは歯ごたえだけだった。
二人して感想は同じ。
口内に広がる香りは水風船のゴムのニオイ!
噛むにつれ溢れ出る磯臭さに混じって強い苦味が!
旨味なんて特筆すべきほどもないじゃないか!
ゲンコツ堂のウソツキ!
 
 仕方なく天麩羅に期待することにし、衣の中に総量の半分を放り込む。
衣にまみれても動く彼ら。
むにむに。

この後、油の海へダイブ!
 天麩羅といっても、やはり素材第一。あくまでも衣は薄く。
しかし、半分はちょいと揚げすぎた。
 

人生?を懸けて個性を表現する彼ら
 やはり天麩羅は塩でしょうな。
つけて食してみる。
・・・・・・・・・・・・・・イケるんぢゃん?
なんだか軽い骨せんべい風なスナックっぽく香ばしくていい感じ。
ゴム臭さは一体どこへいってしまったのだろうか。
苦味も、熱を通した貝肝のようにいい意味でアクセントになった感じ。
やっぱ、揚げ物はなんでも楽に食べられるようになる反則料理法だからツマラナイと思った。
 
 しかあぁし!
某書において北寺尾氏はやったことないが、タマネギとかき揚げにしても多分旨い」と記している。
これはせっかくだから実践してみねばなるまい。 衣も余ってる。
あら、こんなところにタマネギが!

見た目は普通! 中身はふっくらジューシー!!
 青イソかき揚げできちゃった♪
さて、問題の味やいかに!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なんだか・・・・・・熱は通ってるけど・・・中身ジューシー?
特にゴム臭さはないし、気分の問題かと思いながらかき揚げの断面を見ると・・・
衣が鮮やかな染まってやがるΣ( ̄□ ̄;
気分の問題。気分の問題。・・・・・気分の・・・多分。
 
 どうにも見た目がダメという人でも佃煮や大和煮になっていれば
大抵のものは似たような味で食べられる人も多いということで
本に習って青イソメのそぼろ煮も作ってみることに。
どうせ甘辛い想像通りのつまんない味だろうと、内心安心しつつ
日本酒につけた残り全部の青イソ君達をズバズバ刻んで1cm大にし、
刻んだ時に出る赤い液体も旨味が強いから決して捨てるな
と、あるのでしっかり入れて火にかけ、醤油・みりん・生姜で味つけ通りに調理完了。
食ってみると・・・・・・・・・
 マズイ(T▽T)
なんでやねん!
どうしてこの調理法でこんなにゴム臭さが引き立ってくるんだ!?
予測を遥かに裏切った結果に悶絶してひっくり返りそうだ。

テメェらなんぞコンビニ割子ソバのつゆ入れで充分だ
これのどこがごはんのお供に最適なのか。
ゲンコツ堂のウソツキ!!
 
 ちなみに、イソメ科のものは大抵ネライストキシンという毒を持っています。
なら青イソメは何故大丈夫なのかというと、釣り業界が勝手に商品名にしただけで
標準和名はアオゴカイ。つまりゴカイ科であり、無毒なのです。
だから、柔らかくてオイシソウだからといってイワムシとか食べるのはお薦めできません。
 
 ・・・・つーか思うよ。
同じ900円かけるならそこそこのステーキ肉や大きめのイナダ2本買ったほうがいいって。
あ、マヨネーズ和え作るの忘れた・・・・・・どうせゴム臭いんだろうからいいや。
おわり。

記 2001.01.21

ジョロウグモ
 クモです。
秋になると産卵のためにオスでもなんでも食っちまうヤツらね。
巣を張る日本のクモの中では大きい部類で、コガネグモと並んで最もポピュラーですね。
オスよりもメスのほうが数段大きく、食用にも適していると思われますが
どっちにしても腹は2〜3cmだからどうでもいいです。
でも、食用に採集するなら時期は秋が良いですね。卵孕んでるし。 
 で、茹でグモ揚げグモにして食してみました。
こいつらを見かけても普段は「食材」という観念と結びつかないのですが
某書籍に影響されての今回の食指・・・吉と出るか否か。
 
 茹でジョロウグモ
 その本によると茹でグモは「内臓が鳥の骨髄の味」だそうだが
食べてみたら、なるほど、それっぽい風味はある。
ちなみに、茹でグモにして食べられる部位は腹部です。
大きな腹部の皮をつるりと剥いて食べます。
それは・・・例えるならイチジクのような感じに剥けるといったら分かり易いですか?
しかし見た目が・・・・なんだかよくわからんドロドロした黄色い物体は何!?
 あと、糸の味がします。クモの糸の味。何かに似てるんだけど何だろう?
っていうか、口に入れた途端にクモの糸の味だ!と思ってしまったあたり
記憶のない昔にも味わったことがあるのだろうか?
 メスは卵が腹部の大半にビッシリ詰まっています。
なんつーか・・・小魚の卵の風味が薄いヤツって感じです。食感もそんな感じ。
卵がなかったらあまり食べる価値無しかも。
 尚、外骨格が薄いので一応脚の肉も簡単に押し出して食べられます。
しかし・・・・・何故にこいつらの肉って黄色いのだぁ!?
しかも、熱を通したにもかかわらず、赤くもならず鮮やかなクモ本来の色のままの外見!

茹でられても全身ポーカーフェイス(顔ぢゃねぇって
なかなか侮れませんな。
 
 揚げジョロウグモ
 なるほど、茹でるとまるまってしまうのに対して
揚げると脚が全てピンと張って美味しそう!

いきものバンザイ
口に入れるとパリポリポリ・・・エビ臭さの弱い小エビの唐揚げ?
全身小気味よく食べられます。所詮は甲殻類もどきか。
なんだ。本に書いてあるまんまじゃん。
先に味がわかっててそのまんまだとなんだかツマンナイですね。
 
 何? 見た目が気持ちワルイ??
イカやタコみたいな頭足類のちっこいのが外骨格の鎧着てると思えば似たようなもんでしょ。

記 2000.11.02

イナゴ
 なんだ、イナゴか・・・と思うでしょう。うん。ただのイナゴです。
そのへんの水田や堤防で採ってきます
なんか私の作ったイナゴ佃煮が好評らしいので何度も作りました。
味の説明なんかするまでもないと思うので、美味しくつくるコツっちゅーか。
 まず、採ってきたイナゴは麻袋や小さめの虫かご(通気性の低いもの)に入れたまま一昼夜置きます(糞出し)。
んで、生きたまま沸騰した湯で茹でます。全体が赤くなるくらいまでなのですぐ茹であがります。
どうやら、刺さったりする口当たりがイヤという人が多いようなので、後脚をとります。
ついでに羽もとってしまいます。
後はフライパンで軽く乾煎りしてから味醂や醤油、砂糖、水飴などで好みの味に煮詰めて終わり。
瓶詰めにでもしておけば1ヶ月は平気でもちます。
200〜300匹以上採ってきたほうが作りやすいです。
 
 番外編 イナゴふりかけ
 先述のとってしまったイナゴの後脚を見て思いました。
「デカけりゃカニと似たようなもんなのになぁ」
そこで捨てるはずの後脚を再利用。
そのまま食べても口当たりが悪いし、味もあまりわからないので
油でさっと揚げて塩をふってみたら、口当たり悪かった外骨格がパリパリしてていいカンジ。
つーことで、イナゴの脚ふりかけの出来上がり。
500匹くらいとっても、小さめの茶碗1杯もとれないので貴重です。

記 1999.06.20


クロスズメバチ
 一般的に蜂のコというとこのクロスズメバチ(ジバチ)を指すところが多いらしい。
昔から蜂の巣は攻撃して遊んでいたのでそんなに怖くはないのだが油断は禁物。
普通は完全防備で襲撃するのが常識だが、日光に住んでた時は、人がいない日、
普段着に虫取り網一本で襲撃して勝利した。地上に巣を作るタイプだったのでたいしたことはなかったが、
オオスズメバチだったらこうはいかなかったと思う。
巣を失った蜂が飛びまわってて後で叱られた。<阿呆
 「塩炒り」か「佃煮」で何度かたべてるが、個人的には幼虫よりサナギや成虫のほうが美味いと思う。
コエビっぽくて。幼虫は生でも食べたけど、あんまり味がない気がする。
 くれぐれも捕獲作業は周りに人がいないことを確認してから行ないましょう。
高校生の時も放課後に生物職員室のコンロ借りて佃煮作って食ってたのが懐かしいです。<阿呆?

記 1999.04.24