かつて騎士団に所属していた若者ユーリは、生まれ育った下町に戻り、
そこの住民たちのトラブルを解決したりしながら、気ままな生活を送っていた。
ある日、下町の水道魔導器の中枢部品・魔核(コア)が盗まれる事件が発生、
ユーリは泥棒を追うも、騎士団に囚われて城の牢獄に入れられてしまう。
どうにか脱獄したユーリは城の中で不思議な少女エステルと出会う。
フレンに会いたいというエステルを、ユーリは泥棒探しのついでに送ってやることにする。
人々を守るべき騎士団の堕落ぶり、国に頼らず自力で生きていこうとする人たちのギルド、
フレンを狙う暗殺者たちの影、そして規格外の魔導器の謎──
ユーリは行く先々で様々な事件に遭遇し、世界の広さを実感していく。