植物ざざむし
- ぶっちゃけた話、人間に対して無毒無害なら何でも食えるんよね。
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- セイタカアワダチソウ
- 空き地や線路脇、河川敷など至る所に繁茂し、背が高くなり、秋に真っ黄の花を咲かせるので
- 誰もが目にしたことがあるのではないだろうか。
- しかし、あまりにも有名な帰化植物であり、中学生くらいまでの教科書にも当たり前のように載っており、
- アレロパシー物質で他の種子の発芽を抑制するので、私なんかは長年キングオブ雑草なイメージが強かった。
- しかし実際のところニッチを奪って急激に繁茂している以外は、荒地での役割として意外に役に立つ一面も持っている模様。
- そういえば昔、立ち枯れのコレの茎で浮子を作ったりもしてたっけか。
- 他に何か役に立たないものかと思っていたら、コレの新芽が美味いのだという。
-
- ホントか?
- とりあえず試してみねばなるまい。
- 材料なんていくらでもあるんだから。
- 開く前の新芽を摘んでくるべし。
-
- とっても青臭い。
- まさに草刈の時の香りである。
- 食指が動く香りとは微妙に異なるツンとした香り。
- とりあえず揚げてみるべし。
-
- 揚げてしまえば何でも美味そう見える。
- 問題は味。
-
- サクサクッ
-
- ・・・・・ほほぅ
-
- ・・・これは・・・
-
- 揚げてなお、生春菊野趣3倍拳といった感じか。
- 「春菊は好きだが天麩羅にすると物足りない」といった山菜通な方には確かにオススメだ。
- サクサク感とほろ苦さがなかなか美味く、鼻に抜ける香りは刃物に例えるならばピラニアンソーか。
- 微妙に刃物と呼んでいいのかわからないところがポイントだ。
- 採取のポイントは春先から初夏にかけての新芽を、農薬や犬の小便のかかっていない場所で摘んでくることだ。
- ウォーキングじじばば達の目など気にしてはいけない。
- あえて言うならば、身体に良いのか悪いのかサッパリわからないところがオススメし難い所か。
記 2005.05.05
- ワイルドライス
- 以前TVで見たことがあったんですが意外に近くで売ってまして。
- 右端は普通の白米
- タイ米よりちょっと大きいくらいかと思ってたら倍以上あってビックリです。
- 見た目もビッグなら値段もビッグで227g1000円くらい。
- だいたいもってこいつ、イネ科はイネ科でもマコモ属で普通のイネとはちょっと違う。
- 栄養成分も他の一般穀物に比較して群を抜いている。
- まぁ、雑穀類なんてそんなもんだが、それにしても微量成分の種と多さがいい感じ。
-
- 普通に炊けばいいのかと思ってたんだけどねー。
- 普通は「ライス1カップに対して水2リットルを加え15分煮立てたら
- 火から下ろして一晩置き、翌朝ふっくらするまで炊き上げる」とのこと。
- めんどくさ!
- 最後はブイヨンで煮てもいいそうだが、本来の味をみるためにまずはノーマルで。
- 見た目はちょっとね・・・
- 5倍くらいに膨れ上がるという話でしたが、確かに半カップがラーメン鉢1杯くらいになりました。
- 縦に割れ、くるりと反り返って変なカタチになってます。
-
- 炊きはじめる時から既に香ばしい香りがしてたのですが
- 口に入れるとナッツのような香りが・・・・・いや違う!
- この香りは料理用に茹でたトウモロコシを削ぎ落とした後の
- 芯に残った胚をしゃぶり尽くす時の香りを増幅したものだ!
- 肉質は米というよりは麦に近いですね。
- 表面部分との食感の差によりプチプリ感があります。
- これは・・・薬膳粥に入れたら美味いかもしれません。
-
- まぁ、不味い訳ではないし、栄養価も高いんだけど高い金出して食うほどのもんかなぁと。
- こんなの使って料理作って添えるなんて、よほどシャレたいいとこの奥さんしかやらんでしょうよ。
- 残りは中華粥に使って食べることにします。
- 楽だし。
記 2002.08.25
- ウミブドウ
- この海藻ずっと食べてみたかったんだ。
- でも沖縄まで行く余裕もないし、近場の店でメニューに置いてる店も見たことなかった。
- 偶然、海水入りのパックで売ってるのを発見、即購入。
- 100g1000円也
- 見るからにプチプチしそうで非常に興味あったのだ。
- 長さは10cm前後で多少枝分かれしており、液体を包んだ玉がまさにブドウ様についている。
-
- まずはそのまま食べてみる。
- む。
- 確かにプチプチする。
- しかし想像してたより遥かに弱いプチプチ感。
- 子持ち昆布をず〜〜〜っと弱くした感じで、プチプチという音が聴覚ではハッキリ感じられるが
- 脳にまでは響いてこない感じというか・・・・ちょっと表現難しい。
- ほのかな潮の味と、咀嚼するにつれ出てくるぬめりはいい感じ。
- それがなければとんぶりに勝る点なしといったところか。
-
- ドレッシングをかけて食すとのことなので、たっぷり青じそドレッシングかけて口へ。
- ・・・・なるほど。
- 確かにドレッシングかけたほうがうまいや。
- 感想それだけかよ。
-
- 尚、南国産で生きたままゆえに冷蔵庫に入れるのは厳禁という変わった海藻である。
- なんでこんな形状に進化したんだろうねぇ。
記 2002.05.23
よだれキノコ
- 栃木県に住んでた時でした。
- 紅葉の始まるちょい前からホントにいろんなキノコが生えはじめます。
- キノコは今でも変種や、個人差で中毒を起こすものがあったりして危険なので
- 素人思考で安易に口にするのは避けるべきなんですが
- やっぱ食べてみたくなるものってありますよね?
- ね?
- ・・・・・・・・・
- すごかったんですよ。
- 傘の径が10cm前後の白いキノコが一面に生えてました。
- しかしどうも地元の人も食べてないらしく、正体を聞いても知らない人ばかり。
- 図鑑で調べても載ってませんでした。
- キノコの検索法に忠実に検索していった結果、白いコザラミノシメジを更に開いた感じの謎キノコ。
- 匂いはホテイシメジに似てるが、どう見てもホテイシメジじゃない。
- まぁ、猛毒なキノコにも一致してないし・・・・大丈夫だろ(・ω・)
-
- そんな訳でまずは一人で食べてみた。天麩羅で。
- これがまた結構うまいではないか!
- シメジのような強い旨味と甘い香りを併せ持ってる。
- 歯触りもいい。
- 翌日になっても平気なので友達と3人で試食。
- マジで平気。
- これなら大丈夫だべ!
- という訳で、一面に生えまくってるそのキノコを採りに採ったら
- 4人でスーパーのビニール袋にごっそり数杯。
-
- 問題はその翌日に起こった。
- 2人の弁当箱には炒めたそのキノコがいっぱいに詰まっていた。
- 昼休みが終わり、作業に戻ろうという頃になって大量のキノコ食った2人の様子がおかしい。
- 寒気がするそうだ。
- それより問題なのは滝のように溢れ出てくるよだれ。
- どう考えたって原因はアレしか考えられない。
- しかし原因がわかったところで何が変わる訳でもなく
- よだれはそのまま5時間ほど溢れ続けたのでした。
- 自分も含め、同じキノコを食ったあと2人は全然平気で笑いをこらえて・・・
- いや、笑ってましたね(´▽`)
-
- 症状からして毒成分はムスカリンあたりかと思われ
- そうなるとキノコはカヤタケ属の一種だか変種だか、そんなとこだったんでしょう。
- ただ、カヤタケ属のホテイシメジでも酒との併用で中毒するって話だが、その2人は酒呑んでない。
- もともとキノコは消化のいいものではないから、何事もほどほどがいいってことですかね。
- ムスカリンだと、限度超えてたら心臓停止してますね。
- AHAHA〜
記 2002.03.30
ニガガシュウ
- それはまだ私が若かった頃でした。(歳寄り言うなー!<言うてない
- ある日の放課後に私は河川敷でヤマイモを探していました。
- なんとまぁ渋い高校生でしょう!
- しかし、いくつか見つかりはするものの、間違いなく自然薯であるものは少なく、
- 多いのは非常に似た蔓草で葉に艶のあるものばかりでした。
- しかも、ヤマイモそっくりなムカゴもしっかりついています。ちょっと黒いけど。
- 試しに掘ってみると、なんとイモがあるではないですか!
-
- どう見ても同じ科の植物。
- ムカゴにも若干艶があり、イモも丸っこいのですが、サトイモ科ではないから食えるだろうと楽観。
- 私は目につくそいつを片っ端から採って部室に帰り、生物職員室でコンロを借り
- 塩炒りしておもいっきりほおばってみました。
- ・・・・!!!!!!
- にがっΣ(゚¬゚)
- あまりに予想外の展開に鼻水吹きそうでした。
- 半端じゃなく苦いです。
- 身体が毒物だというかのように拒絶反応を呈します。
-
- そこで初めて私は図鑑をひっくり返して調べたところ、ニガガシュウと判明。
- 毒ではないが、とんでもなく苦いので当然食用にはされないとのこと。
- 私がその後ヤマイモのムカゴに混ぜて人々を落とし入れたことは言うまでもありません。
- めでたしめでたし。
記 2002.02.02
古代米
- 知名度的にはピラミッドから発掘されたインゲンと同じくらいでしょうか。
- 昔の人が食べてたという現在の米の原型らしいものです。
- 食べたのは赤米ですが、感想は、結構好きな味です。
- 外見の形はタイ米に近い細長めの米ですが濃い黒赤紫色をしています。
- 何も入れてないのに赤飯の2〜3倍は濃いといったら判りやすいでしょうか。
- 食感は精米や炊き方にもよるのでしょうが、食べたものは
- 味は中途半端に餅米に近く、香りは餅米で、粘りも強かったです。
- 噛む瞬間に、炊いた麦を噛む時の膜を割るような「パスッ」という軽い食感を伴います。
- これは、いわゆる玄米と同じように表面に色素や栄養素を含むゆえに、あまりしっかり精米しないからでしょうね。
- 赤米も外皮を削ってしまうと殆ど白くなってしまいます。
- 最近、健康食品ブームだからかあちこちで販売されるようになりましたね。
- 赤米の他に、黒米や緑米なんかもあり、どれも現在の米よりは栄養素が多く含まれるようですが
- 現代の米だって、玄米食ってればそれなりで、あえて200gに4〜500円も出す必要はないかと。
記 2001.05.27
ソメイヨシノの実
- サクランボなんですけどね。
- 雨で落ちてる実を見て苦い思い出を思い出したさ。
- 普通に売ってるサクランボはサクランボとして食用に品種改良したものだよね。
- そんなことも考えず、いつも見てる桜のサクランボもてっきり食えるものだと思ってね
- 初めてソメイヨシノのサクランボに手を出したのは中学の時でしたね。
- 吐きましたね。
- どんなに黒くなるまで完熟していても
- 苦い!
- エグい!
- マズイ!
- なんだよアレは。見かけに騙されるなってのを身をもって知りましたね。
- 何度かじっても食い物じゃないですな。
- それでも発酵させたりしたらどうにかならんものかと思って
- 瓶に詰めて1年ほっといたらやっぱアルコール発酵はしたんだけど
- それならば!って、普通に果実酒作ってみたら不味かったね。
- 無駄な努力ってのも身をもって知りましたね。
記 2001.05.27
- ヒシ
- これ好きなんですよ〜〜〜
- でも最近は都会に住んでるとヒシの生えてる水辺を探すのも一苦労でね。
- とてもじゃないけど、久しく食べられてません。
- ヒシと言って分からない人がいるかもしれないので、解りやすく説明すると
- 昔、忍者が使ってた撒き菱(まきびし)の天然のヤツです。
- 水生植物で、一見すると浮き草のように見えるけど、根は底に足を張っている草です。
- 葉は棘歯のあるギザギザした菱形みたいな感じで、いかにも刺さったら痛そうな実をつけます。
- いや、刺さったらマジで痛いどころではないはずです。なにせマキビシですから。
- このヒシの実ですが、殻がクルミの殻のような材質でできていて、異常に尖った
- テトラポッドのような形なのですが、茹でたり、炒ったり、蒸かしたりして
- 割って中身を食べます。
- 味はクリとサツマイモとクルミのイイトコ盗りみたいな味で、
- 上品なのにしっかりした味。
- なかなか大きな実が無いのが辛いですが、溜め池のあるような地域だと
- 実を売っている地域もあるようです。売ってる実は大きいです。
- 見つけたら是非、買って賞味してみましょう。
- 売ってたら誰かクダサイ(そればっか
記 2000.08.18
- ハス
- ここで言うのはレンコンのことでもなく、淡水魚のハスのことでもなく、
- レンコンの地上部に咲く花の後に実る蓮の実のことである。
- なんだか地方によっては結構有名らしいが、私は19歳くらいになるまで食べたことがなかった。
- なんだかヘンテコな穴だらけの形の物体に実がボコボコ入っているのだが、
- この実・・・というか果皮が手で簡単に剥けるので、剥いたら中身を生で食べます。
- しばらく食べてないから正確な味は忘れてしまいました。私にしては珍しい。
- それくらいクセがなくて食べやすい、悪く言えばインパクトのない味だってことですか。
- 実を食べるために栽培してるっていう変わった人に貰ったんですがね。
- どこかで売ってることがあったら教えて欲しいもんです。
- 誰かクダサイ。
- ハスが生えてるとこって採りに入るのもイロイロあるのよね・・・埋まるし。
記 2000.08.18
- タンポポ
- こんなもの誰でも食べたことあるでしょうが、まあ初心に戻るのも必要かと。
- 実は私、一人暮しを始めて最初に口にした野菜がタンポポだったのですわ。
- 近所に店が無かったから遠出がめんどうだっただけなんだけど。
- なかなか私らしい大学生活の幕開けだったかと思いますが、
- それ以降も度々口にする機会がありました。まあ、採取場所と調理法さえ選べば
- イタリア料理店なんかでは当然のようにサラダに乗っかってるんだから平気だよね。
- 1ヶ月食費30円生活やった時のタンポポとワカメは貴重なビタミン源。
- 山菜や魚とってくるのもいいが、時期や時間を考えるといつでも目の前に生えていて
- 逃げない手軽な食糧だったのですな。
- ちなみに、サラダで大量に食すならちょっと短めに切って水にさらしましょう。
- 栄養分も流れそうですが、さらさないと乳白色液が苦くて胃薬食ってるようなもんです。
- あと、獣道の近くにあるようなものは寄生虫感染も考えてよく洗ったほうがいいかも。
- ちなみに料理法は
- 葉: サラダ・天麩羅・タンポポ御飯・炒め物・・・etc.
- 根: タンポポコーヒー・きんぴら
- 花: 天麩羅・酢の物
- ・・・・あんまし使い勝手はよくない食材だなぁ。
- そういえば花茎って食べたことないな。今度試してみよう。
記 2000.05.17
- マタタビ酢漬け
- 薬でもここまでキツイのは体験したことないぞ。
- 例えるのも難しいんだが、あえて例えるなら
- ケッパーを胃薬で和えて酢酸15%の特殊酢で漬けたような味。
- 相当に悶えた。実際にはマタタビの実を酢漬けにしてあるだけなんだが
- これが売り物だなんて世の中恐ろしい。
- 罰ゲーム用に是非オススメ。
- っつーか、既にこれで私は後輩を生命の危機に追いやりました。
記 2000.01.25
- スギナ茶
- 何の効能があったかは忘れた。
- 実は中学時の夏休みの一研究で身の回りの薬草について調べたことがあったのだが
- その時に全て自分の身体で人体実験した中で最も不味かったモノ。
- けっこうイケる自作薬草茶もある中でコイツはまぎれもなく毒物指定。
- もう青臭いなんてなまやさしいもんじゃない。最初HOTで飲んで死にそうになって、
- ICEにしたらニオイが治まるかと思いきや不味さに変わりなし。
- 他の薬草とブレンドしたら飲めるようになるかな〜と思ってやってもみたが
- 他の薬草を抑えこんでスギナが一人勝ち。勝つな( ̄□ ̄#
- 青臭さレベルは市販のゴーヤドリンクや青汁の5倍や10倍くらいありそう。
- まあ、独断と偏見なのでこれはアテになりませんが。
-
- この時の教訓
- たいした効能もないものを無理して飲むな!
記 1999.09.16
- ホコリタケ
- ホコリタケに限らず、タヌキノチャブクロでも食感は同じ。
- こいつはすごいです。何がすごいって、その食感!っつーか、歯ざわり。
- まず、どこで手に入るかっていうと、山道とか歩いてると倒木の近くとかに結構生えてます。
- ホコリタケは丸く弾力があり、成熟すると頂点に穴があいて内部の胞子が飛び散ります。
- 食べられるのは、菌体内部が胞子に成熟する前の弾力がある短期間のみです。
- しかし、キノコの仲間でも前例にあったヒトヨタケのように、採集してからも急激に
- 菌体内部の変化が進むので店頭ではまず手に入らないでしょう。
- あまり食べ方を知らないので本に書かれている方法で食べてみることにしました。
- 洗ったホコリタケをそのまま軽く焦げ目がつき始めるまで焼いて、皮をむいて醤油や味噌で食す。
- 初めて食べたときの感想は・・・「めそ!?」でした。
- どの本を見ても「歯ざわりが良い」と書いてはあるものの、誰がこんな食感を想像するものか。
- 食感を表現するなら「ポきゅっ、ポきゅぅっ」なんだよ!?噛む度に。
- 大爆笑でしたよ。いまだにこんな食感の食べ物は他に食べたことないです。
- その後、数人にも振舞ってみましたが皆爆笑。かなり悶えましたね。
- 発泡スチロールとスーパーボールとマシュマロを足して3で割ったらこんな食感になるのかなぁ?
- 近縁に毒を持つ種も無く、非常に判りやすい種なので、機会があるなら是非食べることをオススメ。
-
記 1999.07.08
- サルナシ
- たまには一般ウケするものも書かないとね(^_^;)
- 図鑑でしか見たことなかったのを、初めて発見した時には嬉しかった。
- 結構希少らしく、生えている場所を知っている人は大抵他人に教えないらしい。
- しかしなんと灯台下暗し、大学の裏のモトクロスサーキットそばの茂みに生えてました。
- しかも幸運なことに実がなっていた。
- 2〜3cmの実で一見「むかご」のように見えるが、わくわくしながら口にしてみてビックリ。
- 知っている味なのだ。キウィそのまんまの味。当然うまい。
- 断面を見てもまるっきりキウィそのまんま。
- 調べてみたら、キウィと同じ科。日本産キウィなんだから当たり前といえば当たり前だった。
- キウィのように皮に毛が生えていないので、知らない人に食べさせてリアクションを見るのが楽しかった。
- 岩手県の店頭では「コカの実」として売られていました。
記 1999.06.16
- 部屋に生えたキノコ
- キノコはネタが多い。これは学生の時のちょっと面白かった話。
- 先ず状況を説明すると、私は学生時代一人暮しで部屋に魚類etc.を飼っていました。ある夏休みに帰郷から戻ると、水槽の水が減り、部屋の隅に妙な黒い灰が落ちていました。この時は不思議に思っただけでしたが、数日後に事件は起こりました。
- 学校から帰ってくるとそこにはいつもは気付かなかったものがありました。そう、生えてるのです。キノコが。
- しかもキノコは週間少年ジャンプから生えています。
- なんたることか、部屋にキノコを生やしてしまったのはショックでしたが、そこは私。観察タイムです。
- ・・・と、いっても、生えたのはどうみてもただのヒトヨタケなのでとりあえず食べました。
- 分析すべきは何故生えたのか。
- まず、部屋には置ききれなくて床に置いてある水槽がありました。直置きはイヤだったので並べた週間少年ジャンプの上に置いてありました。・・・・そう、ジャンプはまぎれもなくパルプからできています。
- 夏休みだったので締め切った部屋の中には蒸発した水槽の水が充満していたはずです。東北地方な上、窓際だったので夜になると結露したかもしれません。自然に水槽の下に敷かれたジャンプは水分を吸収したのでしょう。
- 普段から山の中とかへ分け入っているので、胞子はどこからかくっついてきたのかも知れません。
- ・・・・・・運良く条件がそろってしまったワケですね。
- 理由もわかって一件落着したので、そのまま放っておいたら3日後にまた3本生えてました。
- 食用になるのはいいが、こっちの意思に関係なく増殖されても困るので、水槽とジャンプをどけてみると・・・・
- こいつら、畳から養分とってたので、ひどく高い食材になってしまいました。
- 〜普通は役に立たない豆知識〜
- ヒトヨタケ
- 成長が恐ろしく速く傘が開きはじめると自己分解を始め、一夜のうちに液化し、炭化してしまいます。
- 傘はキョロちゃん状で熱を通すと柔らかく、味自体もたいしたことはないですが、軸は歯ごたえがあって良いです。
- ちなみにアルコールと共に摂取すると中毒するので注意が必要です。
記 1999.06.04
クギタケ
- キノコシリ〜ズ第二弾。つっても、たいしたことないんだけどね。
- 傘が1cmくらい・長さが大きくても5cmくらいの、なんかちょっとアヤシイ形な気はするけど赤茶色の普通のキノコ。
- ところが!火を通した瞬間鮮やかな紫色に変色します。味は結構美味しいほうだった。
記 1999.04.22