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的当て点を競うダーツ

イギリス

 ダーツは、数字が書かれた円形(えんけい)の的に、金属の短い矢(ダーツ)を投げて点(てん)を競(きそ)うゲームです。起源(きげん)は15世紀のイギリス。バラ戦争という内戦の時、兵士が戦場での余暇(よか)に矢を弓で射(い)て腕を競ったのが始まりとか。その後、弓を使わず、矢を短く切って、大木(たいぼく)を輪切りにした的に投げつける形となったそうです。

 501点の持ち点から、的に当てた分の点を引いていき、持ち点を先にゼロにした方が勝ちになるという簡単なルールです。的は基本的に1点から20点の扇(おうぎ)形に区切られていて、当たる場所によっては、得点が2倍(ダブル)、3倍(トリプル)になります。最後はダブルの点で、しかもぴたりとゼロにしなければならないのが、難しさでもあり奥深さでもあります。

 神奈川県秦野(はだの)市のダーツ場には、大人の愛好家(あいこうか)のほかに、近所の幼稚園から高校生の子どもたちも20人ほど通っています=写真=。

 1か月前から通い出したという小学6年生の深沢俊裕君(11)は「友達と競いながら遊べて楽しい。早く思った通りの場所に当てられるようになりたい」と、真剣(しんけん)な表情で的を狙(ねら)っていました。

 指導にあたっている、山口和子さんは「年齢や性別にかかわらず誰でも楽しめる競技です。どのように配分(はいぶん)して得点していくかという、数字を組み立てる能力も培(つちか)われるのではないでしょうか」と話しています。(上)

2005年8月2日  読売新聞)
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