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鈴木美潮のどんな
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2008年3月7日

ブーツのやめどき

 三寒四温とはよく言ったもので、少しずつ、暖かくなってきました。この季節、しかし、女性の皆さん、困りませんか?

 冬から春への切り替わりの時期、私の悩みは、「いつブーツをやめるか」です(笑)。10月には「いつからブーツを履いていいのだろうか」と悩んでいた記憶がありますが、ブーツの止めドキというのも、結構難しい。まだ、上に羽織るコートの方は、悩みながらも「じゃあ今日から薄手のものにしよう」という決断がつきやすいのですが、「頭寒足熱」ということもあり、足元の暖かさを取り払うには、ちょっと勇気がいる気がします。

 毎朝、起きた時点ではまだ寒いので、「あ、これはまだまだブーツだね」と思う。ところが、出かける支度をしているうちに気温が少し上がる。ドアを開けてみると、寒くはない。この瞬間、ブーツに合わせたコーディネートの洋服を着てしまっていることもあり、頭をかきむしりながら、悩むわけです。

 最近では、通年ブーツを履いている若いお嬢さんたちもいますが、私の世代としては、戦隊ヒロイン以外は、やはりブーツは冬限定にしたい気がする(笑)。それに、私は非常に代謝がいい体質なんで、実際、暖かくなってくると、ブーツは暑い。だから、一足飛びに春になってくれれば何の問題もないのですが、現実には、季節はゆっくりじわじわと移行していきますし、昼間がぽかぽかでも、夜になると冷え込んだりするので、困ってしまうんですね。

 さらに、これは女の方ならわかると思いますが、ブーツは、ハイヒールと違って、甲をしっかり押さえてくれるので、ヒールが高くても、楽なんです。これを脱いで、ヒールのあるパンプスを履くと、数日間は足が痛くて痛くてたまらない。それが、ブーツにしがみつく気持ちの背中を押して…という感じ。

 というわけで、今日も「あったかいなー」と思いながらも、ブーツで出勤してきて、暑い会社内では、お行儀悪く、裸足で作業をしている私です。気温の変化が激しいこのシーズン、もうしばらくは、こんな状態が続きそうです。

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