妻と子どもが朝ごはんを食べているのを見ながら、お茶を飲む。日本茶の自給率はよく知らないが、まあこれは大丈夫だろう。おいしそうに食べているな、ということは考えないようにする。明日から2020キロ・カロリーになることを考えると、今日を乗り切れば何とかなるはず、と自分に言い聞かせる。
>>2日目のメニューはこちら
朝食はご飯に青菜の酢浸し。昨日以上に、お米の味を強く感じる。たいした量ではないとはいえ、それなりに満足。前日の午後7時以来、ほぼ14時間ぶりに食事にありつけたのだから、当然といえば当然だ。
よりによって、目の前のテレビで流れていたのはNHKの料理番組。肉豆腐の作り方だった。だし汁に肉の味を移し、豆腐に味をしみこませるのがポイントらしい。周囲に人がいなかったので、チャンネルを変えればいいのだが、リモコンが見当たらない。投げやりに、「まあいいや、少しの我慢じゃないか」と思うことにする。
東京電力の社長交代の記者会見が開かれるという連絡が入り、エネルギー業界担当の手伝いをすることに。今日はさすがに腹が減って仕方ない。何となく力もはいらないが、仕方ない。
昨日に続いて、ふかし芋に蒸しカボチャ、それにリンゴ。社員食堂のYチーフが「倒れないで下さいよ」と励ましてくれた。そう、ここが正念場、と自分に言い聞かせながら、ゆっくりと食べる。とはいえ、そもそも無い袖はふれない。この量じゃあ、さすがに持たない。当たり前だけど、こんな食事をしている人はほかにいない。みんなうまそうに食べている。
経済部の分室から、東京電力の社長交代記者会見が開かれる大手町の経団連会館まで歩く。普通なら数分で着く距離だが、今日は何となく体が重い。早く歩く気が全くしない。会見中、何となく頭の回転も悪い気がするが、空腹のせいにしていいのだろうか?(Kキャップには「いつものことだろ」と、冷たく言い放たれるだろうが…)
会見後、分室に戻ってバタバタと原稿を書いているうちに時間があっという間に過ぎていったのは、腹減ったと思い続けるより、ある意味幸せだったのかもしれない。
この「自給率メニュー企画」を統括するSデスクが、社員食堂に待ちかまえていた。「今、何食べたい?」と聞くので、「ラーメンなんかいいですね」と言ったら、ラーメンコーナーまで出向いていく。すでに閉店とわかると、今度はパスタコーナーへ行って、スパゲッティーを注文した。Sデスクはとても愉快そうだが、これは完全な嫌がらせだ。それにしてもSデスク、実においしそうに食べる。鬼だ! 鬼に違いない。
こちらの夕食は、ご飯にサンマの切り身と大根おろし、冷やしトマト。昨夜のサバに続いて、サンマの切り身は心強い味方だ。
Sデスクと連載の打ち合わせをしながら、心の中では、やっぱりご飯と魚の相性は抜群だよなと一人納得。何とかこれで、今日は乗り切るしかない。
帰宅。家に着くと、どっと疲れが出た気がした。というより、体がだるくて力が入らない。
風呂に入った後、体重を計ったら61.8キロ・グラム。2日で2キロ近く減ったことになる。もともとやせやすい体質だが、本当か? 初日に計り間違えたのか?
でも心なしか、鏡に映る体が細く見える。腹が減ったが、ここが我慢のしどころ。おとなしく布団に入って、体を丸めて横になる。明け方、娘が怒った声で「ほうれんそうは、そこじゃないでしょ」と寝言を言っていた。料理の夢でも見ているのだろうか。
家庭料理の定番・カレーライスを食べる回数も、「減った」と答えた人が「増えた」と答えた人を大きく上回っています。少子高齢化に伴って、核家族化や単身世帯が増加しているためだと見られます。
>> gooリサーチ・食生活に関するアンケート
カレーを自宅で食べなくなった理由として、20代では「外で食べる機会が増えた」が最も多いのですが、その他の世代では、「1度作ると何回か食べ続けないといけないから」「家族そろっての食事が減ったから」が多くなっています。
全体でも「その他」を除くと、「家族そろっての食事が減ったから」が最も多くなっています。食卓から「団らん」が消えつつあることが、カレー離れにつながっているようです。
>> gooリサーチ・食生活に関するアンケート
|
コメント募集中。(紙面やサイトで使わせていただくことがあります)