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鈴木美潮のどんな
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2008年1月25日

原色ファッション流行にわくわく

 最近、久しぶりに会う人によく言われること。「いやあ、服装が落ち着きましたねえ」

 そうなんです(笑)。確かに、ここ2,3年、私の服装は、以前と比べて格段に落ち着いてきているのです。5,6年前と比べると、相当落ち着いて、普通の社会人ぽくなってきました。

 数年前、つまりテレビの放送が始まる前までの私は、よく「ケバイ」と言われたものでした(笑)。上下真っ赤のスーツに黒ストッキングとか、黄色いボディコンスーツに青のタイツとか、蛍光オレンジのスーツとか、とにかく、一昔前の選挙運動中の女性候補のような出で立ちで毎日過ごしていたんです。政治部時代は、「議場の交通信号」と言われたり、「君がもし選挙に出たら、新人なのにゲンショク(現職と原色をかけている…)だね」とオヤジギャグをかまされたりしたものです。おまけに、髪形も、テレビが始まる少し前までは、バブルを引きずる前髪トサカの頭でしたから、なんというか、全身から接客業的な匂いが漂っておりました(苦笑)。

 最初に書きましたように、もともと元気になるような派手な色が好きなこと。さらに、普通は親が「ちょっと派手なんでは」ととめるものらしいのですが、ファッションに関して「我が道を行く」がポリシーだった母(今のように流行するずっと前、私が小学生のころから、前髪を青に染めていました)は、逆に、「もっときれいな色を着なさい」と私をあおりました(笑)。大人っぽい服装がしたい学生時代、ベージュのトレンチコートを買ってもらいたいのに、真っ赤なトレンチコートしか買ってくれなかったし、ネイルもベージュとか塗ると怒って「赤にしろ」とかいってたものなあ…。さらには、おそらく、私が大好きなスーパー戦隊シリーズがレッドだブルーだと原色で構成されていることも、潜在意識の中にはあったのでしょうね。そして、皆が原色ボディコンを着るバブルという時代も背景にはありました。

 人が何と言おうと私は私、これが個性よ、くらいの気持ちでかたくなに原色にまみれていた私でしたが、日テレの番組出演を機にスタイリストさんと出会うことで、ようやく己を見つめ直し、「更正」を果たし、「落ち着いた服装」も出来るようになりました。とはいえ、人間の嗜好はそう簡単には変わらないもので、相変わらずビビッドな色や光り物には目がありません。普通の感覚からいくとかなり派手なものも、平気で着てはいます(笑)。昨年の私のキーワードは「金色コート」でしたし(苦笑)、今年のコートは「100メートル先からでもわかる」(友人談)玉虫色です。

 長々と何を言いたいのかと言いますと、24日の読売新聞18面に「鮮やかな色遣いの女性用バックが流行」、という記事を見つけたのです。それによると、今年の春夏の流行色は「オレンジやイエローのような鮮やかな色」で、「バッグも洋服に負けないように鮮やかな色を選ぶのがポイント」だそうです。

 それはまさに、私が得意としていた「原色オン原色」!!これは、ようやく、私の時代到来か、とちょっとわくわくしているのでした。

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