携帯コラム苦しんで100回
ネット表現は、若い人から学ぶことも多い。古閑陽子アナ(右)と鈴木記者
読売新聞の携帯サイト「NEWS読売・報知」(月額84円)に毎週連載しているコラム「美潮のヒーロー館」が、このほど連載100回を超えた。特撮ヒーローに限定した話題を扱うコラムで、2006年2月にスタートしたものだ。
特撮ヒーローは得意分野なので、最初は「楽勝」と思ったのだが、通常のコラムとは違う難しさがあった。
番組の感想を書くだけでは、個人ブログと変わらないし、作品評論という柄でもない。役者さんの話を紹介するにしても、きちんとしたインタビューは携帯コラムには分量的に重い。一方、私的な席で出た話には、「どこまで書いていいか」という問題がついて回る。
締め切り日の朝に、ネタがひねり出せず、パソコンの前で七転八倒することもたびたびであった。
携帯の小さな画面で読む文章には、新聞の文章とは違うリズムや改行が必要というのも、戸惑った点だ。絵文字を入れたり、(爆)などのネット表現を取り入れたりの、世代的に慣れない試行錯誤を繰り返した。
苦労しただけに、100回と聞き、感無量である。読者の方からも「更新される金曜が楽しみ」「ヒーローが身近に感じられる」などの温かい声を寄せて頂き、本当に嬉(うれ)しかった。
思えば、7歳で特撮ヒーロー番組に出合い、14歳で撮影現場を見学に行った私が、大人になってヒーロー関係の文章を書いているというのも、不思議な縁だと思う。
子供番組ということで、日本では低く見られがちなヒーロー番組だが、彼らは子供たちに、思いやりの心や助け合うことの大切さ、正しいことを貫く勇気など、人生で大切なことを教える「先生」でもある。これからも、コラムを通じ、そんなヒーローたちの素晴らしさを知らせていきたいと思っている。
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