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2006年5月12日

皆勤賞で達成!放映500回

 donnaの放送が、この5月10日、めでたく500回を迎えました!!

 いやはや、びっくりです。500回も続いていることもびっくりですが、私が皆勤賞というのがもっとびっくり。放送でも言いましたが、学校も仕事も、これほどきちんと真面目にこなしたことはないんです。自慢げに言うことでもありませんが(笑)。子供のころは、今では信じられない事ですが病弱で、幼稚園も小学校も休みがち。皆勤賞をもらう同級生をうらやましく思ったものです。中学、高校になると、かなり身体も丈夫になりましたが、でも皆勤とまではいかなかった。あれほど勉学にのめり込んだアメリカ留学時代も、シカゴやボストンのあまりの厳しい気候にやられ、風邪をこじらせることがありましたから、全日出席はしていません。

 就職してからも、風邪ひいたり、顔面にじんましんが出たり、欠席したことはもちろんあったわけです。ここだけの話、激しい二日酔いで(というか、まだ酔っている…)、よろよろと出勤はしたものの、国会の地下のソファに倒れていたなんてこともありましたしな(苦笑)。

 でも、donnaに関しては、500回全て出席。快挙、というか、なんか、ものすごい達成感です。

 放送が始まって最初の夏には、プロデューサーから「夏休みどうしますか?」という打診もありましたけれど、結局、夏休みはとらないことにしたのでした。なぜなら、「代理」を頼める人を探せなかったから。会社の先輩の橋本五郎さんにお願いしようかなーと思って、政治部にいらした橋本さんに、さりげなーく話をふってみたこともあるんですが、「うんうん、旅先から中継なんていうのも面白いんじゃないかい」と、あっさりかわされてしまった(笑)。

 年数にして、2年半強。

 色々「危機」はありました。中でも、つらかったのは、昨年4月、風邪をこじらせ声帯炎をおこし、薬を飲もうがうがいをしようが、どんどん声がかすれ、ほとんど声が出なくなったこと。かすれた声でしゃべっても、語尾が全部消えてしまう。あの時は、机の上に飾ってある花の影に、お湯を用意してもらい、ニュースの途中でアナウンサーの皆さんに「つまり、こうこうこういうことなんですね」などとしゃべってもらい、そして音声さんの神業で、私の声を「聞ける音」にしてもらい、乗り切ったのでした。昨年夏に、酔っぱらって(とほほ)転んで顔面に大きな怪我をした時も、ビジュアル的にしんどかったですけれど、やはり顔より声が一番つらかった。

 そして、私ごとですが、昨年5月に母が亡くなった時。母がいつも放送を楽しみにしていたこと、敬愛する美空ひばりさんが近親者が亡くなってもステージはこなしていたこと、この2点から、放送は休みませんでした。さすがに、母が亡くなった翌日の放送や、葬儀の日に斎場から日テレに駆けつけてこなした放送は、何が何だったのか、ほとんど覚えていません。

 でも、こうして振り返ってみると、スタッフやアナウンサー、視聴者の皆さん、実に多くの方に支えられて、500回まで来られたのだなあとしみじみ思います。

 ぜひ、donnaチームとしては、次は1000回を目指して頑張りたいと思いますので、引き続き、どうぞ番組もよろしくお願い致します。

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