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「ネットいじめ」対策指南 NPOが資格認定制度

 全国webカウンセリング協議会は、携帯電話のネット機能を悪用する「ネットいじめ」に対応できるアドバイザーを養成するため、資格認定制度を来月開始する。この種の資格制定は国内で初めてという。学校の教員や保護者、地域の指導員らの資格取得が期待されている。

 協議会は、非営利組織(NPO)4団体が設立。いじめや不登校の相談を受け付けている。うちネットでの中傷に関する相談は年間約1000件にのぼり、特に「学校裏サイト」と呼ばれる掲示板ではクラスメートを名指しで非難したり、他人の名前で売春相手を募集したり、盗み撮りした写真を広めたりするなど、陰湿ないじめが横行している。

 こうした手口を親や教師はほとんど知らず、子どもの異状を察知しても誤った対処で事態を悪化させるケースが少なくないという。

 協議会は、事例に基づき教本を作成。資格取得希望者に、裏サイトの捜し方や、中傷書き込みの削除依頼法、子どもへの対応の注意点など、実践的な知識と技術を教える。自学自習が基本だが、東京では講習会も開催する予定。認定後も、刻々と変わる最新情報を伝えていく。

 料金は1万円。問い合わせは全国webカウンセリング協議会((電)03・3535・0511)へ。

2008年3月6日  読売新聞)
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