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再生医療学会、ES細胞に関する規制緩和を要望へ

 再生医療の研究者でつくる「日本再生医療学会」(中内啓光理事長)は、さまざまな臓器・組織の細胞に変化できる(はい)性幹細胞(ES細胞)に関する文部科学省の規制の緩和を求める声明を出すことを決めた。

 現行の規制が続けば、京都大の山中伸弥教授が開発した新型万能細胞(iPS細胞)を使う再生医療の足かせにもなると判断した。3月14日に名古屋市で開く学会総会で、山中教授も同席して発表する。

 ES細胞は生命の萌芽(ほうが)である受精卵を壊して作製するため、倫理的に問題があると指摘される。文部科学省は2001年に運用を始めた研究指針で、人のES細胞の作製や使用の計画について、国と研究機関による二重審査を求めているほか、専用の研究室を設けるように義務づけている。

2008年2月26日03時09分  読売新聞)
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