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ビギナーのためのネットワークの基礎講座

初心に戻ろう!スイッチのABC

第6回 スイッチのメリットはVLANを組めること

2007年4月5日更新
スイッチの登場と進化により、今日のネットワークは大きな影響を受けた。本講座ではスイッチの基本的な仕組みを中心に、その機能や役割を解説する。第6回は、スイッチのメリットの1つであるVLANについて紹介しよう。

第1回 ポートに接続するMACアドレスを学習

第2回 パケットがループする落とし穴

第3回 スパニングツリーの仕組み

第4回 ブリッジとの違いから見るスイッチ

第5回 スイッチの3つの転送方式

第6回 スイッチのメリットはVLANを組めること

第7回 ワイヤスピードの本当の意味

第8回 ノンブロッキングのほんとうの意味

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VLANを設定することで広がる
ネットワークの管理性

 VLANは「Virtual LAN」の略で、直接通信ができる範囲、つまりブロードキャストドメインをあたかも複数のブロードキャストドメインのように見せる技術である。ネットワークを複数に分割するには、ルータが必要だ。しかし、VLANを利用することでルータを使わずともブロードキャストドメインを分割できる。それがスイッチだ。

 あるコンピュータがブロードキャストを送信したとき、スイッチは入ってきたポート以外のすべてにそのブロードキャストを転送する。これをフラッディングといい、場合によってはネットワーク負荷の原因となりうる。そこで、スイッチでは図1のようにコンピュータAとBを1つのVLANに、コンピュータCとDを1つのVLANに所属させるとしよう。コンピュータAがブロードキャストを送信した場合、スイッチはコンピュータAと同じVLAN内のコンピュータB、つまりポート2にだけブロードキャストを転送する。同じように、コンピュータCがブロードキャストを送信すると、同じVLAN内のコンピュータD、つまりポート4にだけ転送されることになる。

図1● スイッチはネットワークをVLANに分割することが可能

 VLANをスイッチ単位で設定できると、さまざまなメリットがある。例えば、フロア単位や部署単位でVLANを区切ることで、それぞれに個別のポリシーを適用するといった詳細な管理も実現するだろう。認証にも活用でき、セキュリティ対策といった幅広い用途が魅力である。

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