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ビギナーのためのネットワークの基礎講座

VLANで身につける
ネットワークの基本

第2回 VLANの基本イメージを捉える

2007年3月15日更新
ネットワークを仮想的に分割することで、柔軟な構成やポリシー設定を実現するVLAN。本講座ではVLANの役割や仕組み、VLAN間のルーティングなどについて解説する。第2回は、VLANがなぜ必要であるのか、その理由について説明する。

第1回 ブロードキャストドメインを複数管理しよう

第2回 VLANの基本イメージを捉える

第3回 スタティックVLANとダイナミックVLAN

第4回 複数台のスイッチ間でVLANを構成する

第5回 VLAN識別情報を付加する仕組み

第6回 異なるVLAN間で通信する〜ルータ編〜

第7回 実際のVLAN間ルーティングを詳解する

第8回 高速VLAN間ルーティングの仕組み

第9回 VLAN構成の拡張性が高い理由

第10回 VLANは物理構成と論理構成で考える

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物理的なスイッチを
論理的に分割するVLAN

 今回は、VLANでブロードキャストドメインを分割する方法を見ていこう。ポート1、2、3、4を持つ図1のスイッチは、それぞれのポートにPC A、B、C、Dが接続されている。このとき、スイッチにVLANが設定されていない場合、あるポートに入ってきたブロードキャストフレームは他ポートすべてへ転送フラッディングされてしまう。そこで、スイッチにVLAN1(赤)とVLAN2(青)を作成し、VLAN1にはポート1と2を、VLAN2にはポート3と4を所属するよう割り当てる。これにより、例えばPC Aがブロードキャストを出しても、VLAN1に所属するポート2にのみ送信されることになる。

図1● VLANでポートを分割することでブロードキャストドメインを作成する

 VLANを直感的にとらえると、1台の物理的なスイッチを複数の論理的なスイッチに分けるイメージだ。よって、VLANの数はいくつあっても問題ない。ただし、VLANで論理的に区別してしまうと、それぞれは互いに通信できなくなる。そこで、VLANどうしで通信するには「VLAN間ルーティング」の技術を活用する。ルータの仕組みを思い出してもらえればわかるのだが、ルータは異なるブロードキャストドメイン間の通信を中継していた。VLANでも同様に、ルータやレイヤー3スイッチでVLAN間の通信を中継すればよい。

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