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30.0.0.0/8のネットワークには、30.0.0.1のIPアドレスを持つサーバがあり、ルータAとルータBにはスタティックルーティングまたはダイナミックルーティングが設定されている。なお、ルータAのルーティングテーブルは、表1のとおりだ。
このとき、クライアントがサーバと通信したいとする。サーバはクライアントとは異なるネットワークにいるため、クライアントはまずデフォルトゲートウェイ、つまるルータAにパケットを送信する。サーバは30.0.0.0/8のネットワークにいるため、本当はルータAよりもルータBに送るほうがよいのだが、クライアントはどのようなネットワーク構成になっているかを知らないため、設定されているデフォルトゲートウェイにパケットを送信する。 ルータAは受信したパケットの送信先アドレスを見て、ルーティングテーブルと照合する。このとき、30.0.0.0/8はネクストホップがルータBで、E0インタフェースから送信すればよいことがわかる。こうしてルータAはパケットをルータBに中継する。 しかし、この作業ではルータAへの負荷やネットワークの利用率から考えて、非常に無駄が多い。そこで登場するのが、ICMPタイプ5のリダイレクトメッセージだ。 ネットワーク構成を通知するため
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リダイレクトメッセージを受信したコンピュータは、自分のルーティングテーブルに経路情報を追加し、以降は効率のよいルータB経由でパケットを送信するようになるのだ。もっとも、リダイレクトメッセージはネットワーク構成を知らせるものとして、最近ではセキュリティ上、無効にしているネットワークも多い。
(C) Office N-Study http://www.n-study.com/
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