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ビギナーのためのネットワークの基礎講座

総復習
IPv6でインターネットが変わる!!

第5回 セキュリティやモビリティ機能に対応

2006年8月24日更新
知っているようで、詳しくは知らない「IPv6」。本講座ではIPv6の構造や機能などを中心に、ネットワーク管理者が理解しておくべきIPv6の仕組みを解説する。第5回は、IPv4に対するIPv6のメリットを詳細に見ていく。

第1回 IPv6が必要である理由

第2回 IPアドレスは階層構造で集約する

第3回 わかりやすいルート集約で設定トラブルを回避

第4回 進化したIPアドレスの自動設定

第5回 セキュリティやモビリティ機能に対応

第6回 ヘッダフォーマットに変更あり

第7回 アドレスを省略して簡易な構造を示せ

第8回 IPv6の3つのアドレス

第9回 ユニキャストの3つのアドレス

第10回 ホストを識別するインターネットIDの設定

第11回 3つの特殊なユニキャストアドレス

第12回 マルチキャストの性質と到達範囲

第13回 ユニキャストやブロードキャストを送信する

第14回 グローバルユニキャストアドレスを有効活用する

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軽いパケットで
セキュリティやモビリティに対応

 IPv4とIPv6の違いを、もう少し詳しく見てみよう。例えばヘッダにおいて、IPv6ヘッダはIPv4ヘッダ(図1)よりもサイズ自体は大きくなっているが、オプションを含まなければヘッダに含まれるフィールドが12個から8個に減っている(図2)。

図1● IPv4のヘッダフォーマット

図2● IPv6のヘッダフォーマット

 処理すべきフィールドの数が少ない分、ルータやスイッチがIPv6パケットを処理するために要するCPUサイクルも少なくなり、ネットワークのパフォーマンス向上が期待できるということだ。

 モビリティやセキュリティが向上していることも、大きな特徴だろう。モビリティとは、ノートブックPCや携帯電話など、ネットワークに接続している端末が移動しても透過的にネットワークへのアクセスを提供する機能のことだ。IPv4でもMobile IPというプロトコルでモビリティを実現できるが、Mobile IPでは複雑な処理が必要となる。しかし、IPv6ではプロトコル自体にMobile IPの機能が組み込まれているので、IPv6の拡張ヘッダを利用することで端末の移動に伴って透過的にネットワークへのアクセスを提供することが可能なのだ。

 セキュリティも、IPv4ではIPsecをオプションとして実装するが、IPv6ではIPSecの実装が必須となる。

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