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ビギナーのためのネットワークの基礎講座

基礎力向上を目指せ!
TCP/IPでインターネットを知る

第1回 RFCの記述方式からURLを読み解く

2006年3月2日更新
企業の必須インフラ「インターネット」をより有効活用するには、TCP/IPの知識が必要だ。本講座では、インターネットを支える技術やプロトコル、アプリケーションなどをTCP/IPの観点から解説し、ネットワーク管理者としての基礎力向上を目指す。第1回は、インターネット上にある情報にアクセスするための記述方式「URL」を解説する。

第1回 RFCの記述方式からURLを読み解く

第2回 世界中の情報を結びつける「HTML」

第3回 世界中に情報を届ける「HTTP」

第4回 DNSサーバと連携プレーでメールを送信

第5回 TCP/IPの必須項目を自動設定するDHCP

第6回 IPアドレスを割り当てるDHCPサーバの仕組み

第7回 ルータとスイッチでDHCPを有効にするコツ

第8回 TCPを利用して信頼性を確保するFTP

第9回 アクティブFTPとパッシブFTPの違いとは

第10回 小さいファイルの転送に役立つ「TFTP」

第11回 文字ごとにメッセージを送信する「Telnet」

第12回 マルチキャストの性質と到達範囲

第13回 ユニキャストやブロードキャストを送信する

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インターネットを支える
3つの記述方式

 インターネットは、今やホームページを見るためではなく、企業インフラとして欠かせない存在になっている。そのインターネットの構成などは「WWW(World Wide Web)」と呼ばれるドキュメント閲覧システムが標準的に用いられており、大きく次の3つの要素で成り立っている。

・URL(Uniform Resource Locator)
・HTML(Hyper Text Markup Launguage)
・HTTP(Hyper Text Transfer Protcol)

 URLは、情報へのアクセス方法とその位置を示す記述方式だ。HTMLは情報を表現するための記述方式で、HTTPはその情報を転送するための方法を示す。第1回は、URLにクローズアップしてみよう。

インターネットにある
ファイルの位置を指し示す「URL」

 URLは「ホームページのアドレス」で、「http://www.yahoo.co.jp/」などと記述されるものが該当する。「Uniform」は「形式」、「Resource」は「資源」、「Locator」は「位置」という意味で、つまりは「インターネット上のファイルの位置を定義するための形式」というとになる。

 URLを記述するには、次のRFC1738で定められた形式に従う。

<scheme>:<scheme-specific-part>//<user>:<password>@<host>:<port>/<url-path>

 <scheme>は、アクセス手段のことを表している。ここには、「http」や「ftp」、sslを使用した「https」などが入る。スキームには、次のものが主に使用される。

  • ftp File Transfer protocol
  • http Hypertext Transfer Protocol
  • gopher The Gopher protocol
  • mailto Electronic mail address
  • news USENET news
  • nntp USENET news using NNTP access
  • telnet Reference to interactive sessions
  • wais Wide Area Information Servers
  • file Host-specific file names
  • prospero Prospero Directory Service

 <user>、<password>はオプションだが、会員制の有料サイトではこれをユーザー認証に利用するところがある。間にある「:」は<user>と<password>の区切りとして、「@」は次の<host>との区切りとして入力する。

 <host>は、ネットワーク上のコンピュータのホスト名を入れる。ホストの指定は必須で、FQDNで指定する。

 <port>はオプションで、ポート番号の指定を行うためのものだ。スキームがhttpであれば、<port>を省略すると自動的に80と認識するようになっている。

 最後の<url-path>は、ホスト内の目的のファイルに対するパスを示したものだ。

 以上を実際のURLに当てはめると、「http://www.yahoo.co.jp/」は「httpプロトコルでwww.yahoo.co.jp/にあるファイルにアクセス」という意味になる。もっとも、このURLには<url-path>が具体的に示されていないが、このような場合はWebサーバの規定値である「index.html」や「default.html」などが自動的に入力される。

(C) Office N-Study http://www.n-study.com/

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