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ビギナーのためのネットワークの基礎講座

基礎中の基礎技術
TCP/IPを徹底理解!

第7回 サブネッティングを行う手順

2005年7月7日更新
ネットワークを学ぶ者にとって、TCP/IPは基礎中の基礎であり、かつ鬼門でもある。本講座では、初級者が理解しやすいようにTCP/IPをゆっくりと解説していく。第7回は、ネットワークのサブネッティングを行う際の注意点と手順について説明する。

第1回 階層構造をとるTCP/IP

第2回 IPアドレスとは何か

第3回 グローバルアドレスとプライベートアドレス

第4回 ユニキャスト・マルチキャスト・ブロードキャスト

第5回 サブネットマスク

第6回 サブネッティング

第7回 サブネッティングを行う手順

第8回 サブネッティングでネットワークを分ける方法

第9回 データ送信時の動作

第10回 ARP(Address Resolution Protocol)

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サブネティングを行うと
有効なIPアドレスが減ってしまう

 第6回では、サブネッティングの基礎について解説した。気づいた読者がいるかもしれないが、サブネッティングを行うことによってIPアドレスがむだになることがある。例えば、クラスCのネットワーク番号でサブネッティングを行わなければ、次のようにIPアドレスとして254個使うことができる。

ホストの数:2^8−2=254

ところが、ホスト部から3ビット借りてサブネッティングを行うとき、計算は次のようになり、有効なIPアドレスが6×30=180個になってしまうことがわかる。

ネットワークの数:2^3−2=6
ホストの数:2^5−2=30

同じような例を幾つかあげてみよう。

【例1】2ビットマスク
ネットワークの数:2^2−2=2
ホストの数:2^6−2=62
有効なIPアドレス:2×62=124

【例2】3ビットマスク
ネットワークの数:2^3−2=6
ホストの数:2^5−2=30
有効なIPアドレス:6×30=180

【例3】4ビットマスク
ネットワークの数:2^4−2=14
ホストの数:2^4−2=14
有効なIPアドレス:14×14=196

 特に最悪なのが2ビットマスクだ。有効なIPアドレスが半分以下になってしまう。サブネッティングを行うときは、2ビットマスクは使わないほうがよい。

サブネッティングを
行うための3つの手順

 最後に、ネットワークのサブネッティングを行うための手順について説明する。

1. 必要なネットワークの数とコンピュータの数を見積もる
 必要なネットワークの数、そのネットワークに接続する最大のコンピュータの数を見積もる。そのときは将来のネットワークの拡張やコンピュータの増加を予測して見積もる必要がある。

2.サブネット部のネットワークを分ける
 1の条件に合うサブネットマスクを計算する。サブネット部にnビット使うと2のn^−2のネットワークに分けることができる。

3.ネットワーク機器と接続する
 2で求めたサブネットマスクをルータなどのネットワーク機器、ネットワークに接続する各コンピュータに設定する。

※「2^3」は「2の3乗」を意味する。

(C) Office N-Study http://www.n-study.com/

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