五年前、「公助」となる支援法ができ、全壊などの二千五百六十二世帯に平均約八十三万円が配られた。総額約二十一億二千万円は、三宅島への義援金にも満たない。  生活再建は「自助」が当然とされた。その“壁”を崩したのは阪神・淡路大震災の被災者の声だった。国は今、当初の定めに従い法の見直し作業を進めている。災害を経験した私たちは、次の世代にどんな制度を残せばいいのか。自然災害に見舞われた各地の状況を報告しながら、現行法の問題点を検証する。
 
5.転換公費投入へ、動きだす国(2003/09/12)
4.風穴「地域崩壊」防いだ支援(2003/09/11)
3.対象事業所救済に財源の壁(2003/09/10)
2.先例増額と緩和へ願い脈々(2003/09/09)
1.責任同じ苦境 改正求め署名(2003/09/08)
 
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